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医学部の基本理念は「患者から学び,患者に還元する教育,研究,医療」です。これは,「医療人は生涯にわたって病める人の身になって病苦と取り組み,人々の健康と福祉に貢献する」という精神を含んでいます。この理念に基づき,医学部は医学・看護学の知識や技術を教育するだけでなく,人間の尊厳を重んじる豊かな人間性と幅広い教養を育み,深い洞察力と生命倫理や生命の尊厳に対する深い認識を備えた医療人の育成をめざしています。また,進歩する医学・医療を生涯にわたり学習し続ける態度を身につけるため,少人数による課題探求型の教育にも力を入れています。地域医療を含む日本の保健・医療・福祉に広く貢献できる人材の育成を目指し,一般入試に加えて,学校推薦や自己推薦などの様々な入試方法も採用しています。
医学科卒業生には国家試験合格後,2年間の卒後初期臨床研修が義務化されています。愛媛大学医学部附属病院でも,初期臨床研修プログラム(通称i(愛)プログラム)を提供し,毎年35名ほどの研修医が大学附属病院や県内の主要な病院で研修しています。卒業後の研修先は,研修医と病院の双方の希望によりマッチングと呼ばれるシステムで決まります。iプログラムには愛媛大学の卒業生の他に他大学を卒業した研修医も応募していて,全国の国立大学の中でも常に高いマッチング率(研修先が決まった研修医の数の定員に対する比率)を保っています。附属病院での高度な医療を経験できることや,研修医の希望によって様々なプログラムをフレキシブルに作ることができるシステムが支持されています。その後の進路としては,研究者を目指して大学院へ進学,県内外の病院・診療所・保健所への勤務,開業医などさまざまです。
医学科を卒業し,国家試験に合格すること
1-1)医師としての専門分野の学問内容の知識を修得している。
1-2)自然科学にとどまらない医療人としての幅広い教養を身につけている。
2-1)分子レベルから集団レベルまでの生命現象を解明する適切な方法を指摘し, 明らかとなった現象を簡潔に表現して第三者に伝えることができる。
2-2) 患者と家族の身体的・心理的・社会的な健康状態および疾病の状態を把握し,情報を総合することによる適確な判断に基づいて,必要な行動を示すことができる。
3-1)社会の医療ニーズの変化に対応して,適切な方法で最新の医学知識や医療情報を収集・整理し,生涯を通して自らを高めることができる。
4-1)都市部から辺地までを包含する地域において,患者中心の医療の担い手となる医師として責任をもった行動をとることができる。
4-2)医学の進歩のために基礎・社会医学と臨床医学との両面での研究が不可欠であることを認識し,自らも研究マインドをもって医療を行うことができる。
5-1)基礎的な医療行為を患者にも自らにも安全に実施することができる。
5-2)患者・家族や保健・医療・福祉チームのメンバーと良好なコミュニケーション(簡単な英語によるものを含む)をとり,チームの一員としての役割を果たすことができる。
(知識・理解,思考・判断)
1-1)[全ての入試枠]高等学校で履修する五教科(国語,数学,理科,社会,外国語)の広範な知識を有している。
1-2)[推薦入試]長文の英文や和文の文章を理解し,その内容およびそれに関連した事項について,受験時までの学習や経験を踏まえつつ自らの考えを日本語で 適確に表現できる。
1-3)[前期試験]高等学校で履修する数学および理科(物理,化学)について深く理解しているとともに,長文の英文を読んでその内容を理解することができる。
1-4)[後期試験]医学・医療や生物学に関する英文を読んで理解し,その内容に対して自らの考えを日本語で簡潔に表現できる。
(興味・関心・意欲,態度)
(技能・表現)
※医学科学士編入生(2年次編入)のアドミッションポリシー
(知識・理解,思考・判断)
1-1)大学の教養教育課程レベルの自然科学系科目について,十分に理解し知識を有している。
1-2)大学・大学院等での自らの学修や研究の成果を,簡潔かつ具体的に示すことができる。
(興味・関心・意欲,態度)
(技能・表現)

入学後はまず基礎医学の根幹をなす「基礎医学展望」を受講します。この科目は高等学校での学習から医学専門教育への橋渡しを行うものです。 2回生では基礎医学系科目を広く学び,3回生では臨床医学の基礎を,4回生では応用的な臨床医学各科目を学びます。 4回生の終わりには全国統一学力・技能試験である共用試験を受け,合格後は5回生から始まる臨床実習に参加します。 6回生では長期にわたる卒業試験を受けますが,同時に国家試験の準備をすることになります。