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温暖化や有害物質汚染などによる地球規模の環境変化,世界的な人口増加などによる食糧不足などが懸念される21世紀において,豊かな生物資源を育む沿岸海域の環境保全は非常に大切です。このような社会的要請と,沿岸環境に関する愛媛大学の優れた研究実績を背景に設立されたのが沿岸環境科学研究センター(CMES)です。その活動は,沿岸海域にとどまらず世界の海や陸域にまで拡がっています。
CMESは,物理学,化学,生物学,地質学などを基礎とする4つの研究部門(環境動態解析,化学汚染・毒性解析,生態系解析,国際・社会連携)によって構成されており,付属施設として「生物環境試料バンク(es-BANK)」を備えています。es-BANKは,愛媛大学が過去40年にわたって世界各地から収集してきた約10万点を超える野生生物や土壌などの試料を冷凍保存している施設です。世界に類のないこれらの貴重な試料は,CMESの高水準の環境研究を支えるとともに国内外の研究機関にも提供されています。また,CMESには平成20年3月に完成した新鋭の調査船「いさな」(14t)があり,近海の調査や環境教育にも活躍しています。
理論,実験,野外調査等の科学のさまざまな手法を駆使して,瀬戸内海から世界をまたにかけた環境研究に挑戦している施設です。平成14年~18年度には文部科学省の「21世紀COEプログラム」に選ばれました。また,平成19年度からは同プログラムをさらに高度化した「グローバルCOEプログラム」に重点支援拠点として採択され,今やCMESは世界の環境研究の拠点として発展を続けています。世界のフィールドが君の挑戦を待っている!