三次元培養皮膚とは?
  三次元培養皮膚作製法 
 最近のトピックスとして,三次元培養皮膚があげられる。これはコラーゲンゲル内で線維芽細胞を培養し,その上に角化細胞を播種し,空気曝露により重層化させ皮膚を再構成させるものである(図1)。三次元培養皮膚は表皮のみの培養表皮シートと比較して強固であり(図2),組織学的にも角層の形成が認められ,正常皮膚に近い構築を呈している。この三次元培養皮膚を壊死性筋膜炎患者の足背の潰瘍に培養表皮と組み合わせて使用したところ,明らかに生着性の向上を認め,速やかに上皮化した(図3)。今後の展望としては,遺伝子を導入した培養皮膚を移植に用いる,いわゆるex vivo遺伝子治療が期待されている。  
 コラーゲンゲル内で皮膚が再構成されるまで
図1 
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三次元培養皮膚の
培養経過の様子
培養表皮シート(左)と三次元
培養皮膚(右)との違い

▲画面をクリックすると拡大図になります(図2
移植前から移植後32日まで
図3
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