オレゴン大HMSC・ハワイ大HIMB・愛媛大CMESの間で、国際協定を締結しました!!


     かねてより話が進んでいました、当センターと米国オレゴン州立大学ハットフィールド海洋研究センター(HMSC)、およびハワイ州立大学ハワイ海洋生物研究所(HIMB)の国際連携協定調印式が6月2日にCMES会議室で行なわれました。当日はHMSCからはジョージ・ボラートセンター長、HIMBからは急遽来日できなくなったジョアン・レオン所長の代理としてチャールズ・ヘルスレイ教授が来日し、武岡センター長を加えた3人が協定書に調印しました。 

 オレゴンとCMESの協定は3年前から検討されてきましたが、一昨年にオレゴンからレオン所長がハワイへ異動したのをきっかけに、協定を3センターへ拡大して話し合いを進めてきました。オレゴン大HMSCとの関係構築経過はCMES News8号(2003年7月21日発行)にも紹介してありますので、参照してください。

   

 オレゴン大HMSCは規模も大きく、米国大気海洋局(NOAA)や環境保護局(EPA)も組織の一部になっていて、これらが有機的に大学の研究と教育に関わっており、さらに水族館をもち、市民教育にも熱心です。このようなセンター運営のありかたは今後のCMESの将来構想の参考になります。法人化後の自由度を活かす有効な方向だと思います。

 ハワイ大HIMBは、スタッフ数などはCMESとほぼ同じで、比較的小さなセンターです。ホノルルの反対側の海岸(カネオヘ市)に位置するココナツ島にあり、島全体が研究所になっています。海洋生物の生理、生態に特化した研究をしていますが、ホノルルキャンパスの海洋科学部とは密接に関係をもっているため、環境関連、水産関連の学生も頻繁にHIMBを訪れて研究しています。

 今後、協定締結を機にCMESは米国の2つの太平洋に面した海洋センターとともに「パシフィック・トライアングル」の一翼をにない、多くの海洋科学、環境科学研究プロジェクトの中心になっていくでしょう。ポスドク、院生諸君にはこの3センター協定を利用して、ぜひ国際共同研究の立ち上げ能力や国際的リーダーとしての能力を身につけていって欲しいと思います。

 調印式にはCMESスタッフ、院生および愛媛県の国際交流課と県ハワイ協会からも参加があり、参加者は50名をこえました。式ではボラート、ヘルスレイ両教授からそれぞれのセンターの紹介がありました。また、地元のNHKテレビも取材に来て、当日のニュースで四国内各県に報道されました。両教授は式の翌日に武岡センター長らとともに来島海峡の渦潮を視察し、瀬戸内海の景観の美しさとともに、ユニークな海の表情にたいへん感動していました。(鈴木 聡)