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「昆虫を原料とした飼料によるマダイの養殖実証試験の開始」に関する記者会見を実施しました【8月8日(金)】

令和4年8月8日(金)、愛媛大学大学院農学研究科と太陽石油株式会社にて「昆虫を原料とした飼料によるマダイの養殖実証試験の開始」に関する記者会見を行いました。記者会見では、仁科弘重学長及び太陽石油株式会社の山川哲央執行役員による挨拶の後、農学研究科の三浦猛教授から実証試験の概要について説明が行われました。

この実証試験は、太陽石油株式会社からの寄附金により農学研究科に設置された寄附講座「昆虫の飼料利用科学講座」の研究活動の一環として、7月1日から開始されたものです。宇和島市のマダイの養殖場にて、令和5年3月まで約8ヶ月間の養殖実証試験を行い、試験魚の成長を追跡するとともに、毘虫飼料で養殖したマダイの生理状態及び肉質への影響を詳細に解析します。また、養殖したマダイは3月に出荷予定であり、出荷時には試食会を開催し、昆虫がマダイ養殖の飼料として有効であるか否かを明らかにする予定です。このような本格的な実証試験は、世界で初めてのものです。
この取組みは、昆虫飼料の本格的利用の第一歩であり、愛媛県、さらには日本の水産養殖の持続化に貢献できると期待しています。

<大学院農学研究科>