農学部・農学研究科教員紹介パンフレット2020
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植物工場の栽培管理の研究植物情報の栽培管理への応用教育・研究内容紹介1教育・研究内容紹介2食料生産学専攻 植物工場システム学コースキーワード植物工場、養液栽培自動制御30植物工場設計工学(井関農機)多田 誠人 准教授植物工場の栽培管理は、環境制御、養液制御、生育診断、病害診断、作業管理、温室栽培機器、装置の運転及び保守等、多岐にわたります。また収穫した作物の販売に関する知識も重要な項目になります。植物工場を栽培管理するためには、それらすべてのことについての知識が必要です。また、温室の建設時の仕様選定は、予算にもとづき、栽培作物の選定等と合わせて、温室使用開始後の栽培管理に非常に重要なポイントとなります。上記を総合的に管理出来る栽培管理の研究を行っています。植物工場の栽培管理は上記のように多くの専門知識が必要であり、安定して作物を栽培して収益をあげるのは容易ではありません。愛媛大学と井関農機は、栽培管理の補助のために、人間の目には見えない光合成の機能を測る「植物生育診断装置」を共同開発しました。当研究室では、植物工場の生産性を向上させるために、環境制御、養液制御、生育診断、病害診断などの情報とこの装置で計測された情報を分析し、栽培管理へ応用するための研究を行っています。栽培管理の教育植物工場のトマト栽培植物工場の生産性向上

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