農学部・農学研究科教員紹介パンフレット2020
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水産業地域のしくみと暮らしを究明する!「カツオ学」で、水産業と漁村を元気にする!!教育・研究内容紹介1教育・研究内容紹介2食料生産学専攻 水圏生産学コースキーワード水産振興、漁村活性化、カツオ産業文化社会科学的なアプローチ(地域社会に対する構造的な分析、地域生活に対する文化論的な分析)をもとに、水産業地域の社会構造と生活文化に関連する基礎的な研究を展開しています。具体的には、水産業と漁村の多面的機能を把握し、水産コミュニティの方途を探求しています。その上で、地域水産振興システム構築に向けた総合的な研究を推進しています。水産業の諸課題をフードシステムの観点からトータルに把握し、産学官民と地域(産地)の連携と協働による課題解決に向けた方策を検討しています。特に、水産業地域を基点に、産地サイドの6次産業化、流通サイドのコミュニケーション深化、消費サイドの啓発・教育などの検討を進めています。「カツオ学」(カツオに関する学際的な把握:カツオ産業文化研究)をもとに、地域の連携と協働を念頭に置き、地域文化と生活文化の究明、地域理解教育の深化、6次産業化と地域ブランド化の立案など、水産振興と漁村活性化に連動する実践的な研究を展開しています。具体的には、地域社会と食育推進、地域水産業と魚食普及に関する分析を試みています。地域の伝統的な食文化や魚食文化の探求、食育の地域協働化、食育イベントの開発、ライフステージに応じた食育の実践が当面の課題です。特に、「ぎょしょく教育」のコンテンツ・メソッド・マテリアル開発、評価・効果測定をもとに、地域水産物の普及や啓発の方策を検討しています。若林 良和 教授水産社会科学新養殖魚種のブランド化による水産振興(愛媛県:養殖スマ「伊予の媛貴海」)カツオを素材にした「ぎょしょく教育」による漁村活性化(鹿児島県:枕崎カツオマイスター検定)43水産業と漁村の魅力・価値を共に創り出す

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