農学部・農学研究科教員紹介パンフレット2020
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食料生産学科・専攻生命機能学科・専攻生物環境学科・専攻人を対象とした食品・栄養成分の機能性に関する研究日本人の食と健康の実態把握に関する研究教育・研究内容紹介1教育・研究内容紹介2生命機能学専攻健康機能栄養科学特別コースキーワード健康、食生活、臨床研究健康を維持増進していくために食生活は重要であり、「特定保健用食品」「機能性表示食品」といった保健機能食品はそのサポートを目的として販売されています。保健機能食品に求められるのは、実際に一定の確率で「人」において機能性が確認されることであり、本分野では、本学医学部をはじめとした医療機関、ならびに公的機関や食品企業と共同で、人において機能性を確認するための「臨床研究」を実施しています。農学部では縁遠い研究に思えるかもしれませんが、食品産業で保健機能食品の開発・販売において活躍されている農学部出身の方は多く、この研究の知識、技術を習得することは、即戦力として活躍できる実践的な能力を備えることにつながります。様々なメディアにおいて、「がんが最大の死因」「認知症の増加」といった病気に関することや、「●●という栄養素が足りない」「野菜を食べましょう」等の食事に関することを入手するでしょう。それは、行政や研究者が病気や食事に関わる実態調査を行っているからです。本分野でも、本学医学部をはじめとした医療系研究機関と共同で、数千~数万人の食事や健康に関する調査を行いデータを収集し、どのような食事をしている方に病気の方が多いか等を分析する「観察疫学研究」を実施しています。観察疫学研究により、健康や食事に関する課題が明らかになります。この知見は、食品産業が製品開発・販売を通じて解決に努める食や健康の課題を示す基礎データとも言えます。丸山 広達 准教授地域健康栄養学本分野の研究の流れ①本分野の研究の流れ②63人を対象に食と健康を科学する

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