食料生産学科・専攻生命機能学科・専攻生物環境学科・専攻人間の健康と海洋環境はつながっている教育・研究内容紹介1生物環境学専攻 環境保全学コースキーワード微生物、薬剤耐性、遺伝子伝播人や動物の医療で使われる抗菌剤が病原菌に効かなくなることを「薬剤耐性」といいます。この現象は、細菌の遺伝子の中に薬剤耐性をもたらす遺伝子ができて薬剤耐性菌になり、その耐性菌が人から人、あるいは人から環境へ広がっていくことで世界中に拡散します。また、下水から河川、そして海に至る環境には耐性菌と耐性遺伝子が潜んでいます。さらに、海で独自にできる耐性遺伝子もあることがわかってきました。当研究室では、海の微生物がもつ耐性遺伝子に注目し、海洋環境での残存の仕方や、細菌間で伝達する仕組みを研究しています。人間や動物の健康への影響を知るだけではなく、遺伝子伝達による細菌の進化にも踏み込める研究です。海洋分子生態学鈴木 聡 教授フィンランド、バルト海の養殖場での薬剤耐性菌調査風景95マクロな生態系のミクロな生物の働き
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