農学部・農学研究科教員パンフレット 2025年度
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食料生産学科・専攻環境保全に留意しながら、作物や家畜の有する多面的機能を高度に開発•利用して、生産性の高い持続可能な農業を構築することを目標に、伝統的な生物学だけでなく分子生物学的手法も活用し、新たな農業生産技術の確立とそのシステム化を目指した教育研究を行っています。農作物の生産プロセスヘのloT、Al、ロボット、生体計測等の最先端技術の導入により、植物生育・栽培環境情報の取得・解析、各種作業の自動化による生産システムの知能化とともに、これらの知識と技能を有する人材を育成します。安全な食料の安定的供給のための生産・流通システムの構築に向けて、経済学、経営学等をベースとした教育研究を行うとともに、フィールドワークにも力を入れ、みずから課題を発見し解決できる人材を育成します。世界的な需要増加で水産業の持続的な発展が求められるなか、日本屈指の水産食料基地の愛媛県において、生産現場に立脚しグローバルな視点と柔軟な発想で文理融合による体系的な水産学教育を実施して、水産振興と漁村活性化に貢献できる人材を育成します。(研究科のみのコースであり、学部教育は農学部または社会共創学部で実施しています。)食料生産の現場に最先端のデータサイエンスを導入し、高度環境制御可能な植物工場から面積の広い圃場での栽培をスマート化します。具体的には、IoT機器やビッグデータと人工知能による栽培サポートなどを社会実装します。食料生産学科では、農学分野が担うべき「生物生産技術の開発と安全・安心な食料の安定供給」を実現するため、圃場、栽培施設、植物工場などにおける植物生産と、収穫物の流通、貯蔵、加工、販売のプロセスに関する教育研究を行っています。植物学、栽培学、分子生物学、生物環境調節学、システム工学、経営学、農業政策学など多様な方法論をベースとしており、社会的ニーズの高い「6次産業化」、「スマート農業」、「環境保全型農業」にも対応しています。知能的食料生産科学特別コース農業生産学コース植物工場システム学コース食料生産経営学コース水圏生産学コース

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