工学部_土木・環境分野ガイド
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■VOICE|在学生の声■VOICE|卒業生の声08 小さい頃から湖や海辺の町並みなどの雰囲気が好きで、「なぜ水辺は心地よく感じるのか?」ということに興味がありました。建築分野への進学も考えましたが、社会デザインコースでは、「まちづくり」について都市計画や景観デザインを含めたより広い視点で学ぶことができると考え、志望しました。 本コースは学生数が少なく、高校のクラスのような和気あいあいとした雰囲気を感じられるところが魅力です。社会心理学などの人文・社会科学系の科目に加え、実際にしまなみ海道を散策して交通量調査を行うなど、実践的で幅広いカリキュラムが組まれていることも大きな特徴です。文系科目でも受験することができるため、自分のように「理系の科目は苦手だけど理系の分野に興味がある!」という人たちにぴったりなコースだと思います。 私はもともと地域間を結ぶ大規模ネットワークである高速道路に魅力を感じていましたので、卒業論文では高速道路における交通事故防止につながる研究を行いました。 研究室に入ってからゼミや学会で培った資料作成や発表のスキルは、現在でもよく活用しています。社内での橋梁など土木構造物の補修計画に関する業務では、膨大な量のデータを集計するため、見やすい・分かりやすい・説明しやすい資料の作成が求められます。また、論理的に物事をとらえるということも、研究を進めていくなかで重要視するようになり、今でもそれを意識しながら業務にあたっています。地域社会デザイン演習土木・環境分野の研究室の教員に直接指導を受けながら、上級生と共同で半年間かけてプロジェクト研究に取り組みます。課題を科学的に解決するための方法論を学ぶとともに、成果を発表するプレゼンテーション能力を磨きます。四国学四国ならではの社会基盤施設を実際に訪れ、交通量の調査や地域住民とのコミュニケーションなどを通して、社会基盤施設が備えている機能やその地域に与える社会的な効果を、その規模感とともに把握する能力の獲得をめざします。Department of Civil and Environmental Engineering, Ehime University景観デザイン公共空間には、歴史的な背景など周囲との関係も含めたデザインが求められます。その土地に住む住民の暮らしを向上させる公共空間の景観デザインの手法や効果、課題についてワークショップなどの実践を交えながら広く学びます。『 文系でも大丈夫な工夫された授業 』 社会デザインコース / 2019年度入学 田路 健登さん『 学生時代の研究がいきる職場 』社会デザインコース / 2018年3月修了 松下 聖史さん勤務先:西日本高速道路株式会社 所属:九州支社 保全サービス事業部 道路管制センター・交通計画課社会デザインコースのカリキュラムはこちら ▲Curriculum|カリキュラム特色ある授業

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