社会共創学部ガイドブック2022
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″″産業イノベーション学科世界的な人口急増の中で、水産業・養殖業の果たす役割がより大きくなっていく一方で、日本、中でも愛媛県の水産業衰退は大きな課題となっています。このために、水産振興や漁村活性化に向けた研究開発と人材育成が求められています。本コースでは、水産に関わる「生命科学・環境科学・社会科学」の専門領域を踏まえ、それらを超えた、幅広く高度な海洋生産科学の理論と実践を学びます。特に、愛媛県南予地域でのフィールドワークやインターンシップ、及び実験・実習を系統的に行い、地域水産業の諸課題を解決に導く実践的な能力を身に付けます。 産業イノベーション学科では、農学系・工学系の学問領域を踏まえた専門科目の学習に加え、地域産業の特徴を調べ、その結果を企業などのステークホルダーの前で発表しディスカッションする「産業技術調査」などの地域密着型体験学習、地域産業の技術課題の解決を試みる「プロジェクト演習」などの課題解決型学習を通じて、産業界の諸課題を解決できる人材を育成します。3年次から、海洋生産科学コースは南予水産研究センター(愛南町)に、紙産業コースは紙産業イノベーションセンター(四国中央市)にそれぞれ移動し(ものづくりコースは松山市)、地域ごとに特色のあるフィールドで実践的な研究を行います。急速に進む高齢化やグローバル化に対して、従来の専門技術や生産手法では解決できない課題が山積しています。産業イノベーション学科では、愛媛県の地域産業に関連した海洋生産科学コース、紙産業コース、ものづくりコースの3コースが設置されています。コースごとの特色や専門性に加えて、経営・管理・市場・経済など、幅広い内容を学ぶことができます。さらに、様々なステークホルダーと協働する実践的な授業も用意されています。これらをバランス良く身に付け、文系理系といった枠組みを飛び越えて、複雑に絡み合った産業の課題を解決する イノベーション″を起こせる人材を育てるべく、教員一同頑張っています。ぜひ一緒に イノベーション″を起こしましょう!近年、紙産業界は経済のグローバル化や急速な高齢化の影響で、技術者不足が深刻な状況にあります。複雑多様化する紙産業の将来に対応するためには、紙産業界のさらなる発展に向けた研究開発機能の強化と、それを支える人材育成が求められています。本コースでは、製紙技術論等の「技術」に関する科目と、マネジメントやマーケティング等の「技術経営」に関する専門的科目を学ぶとともに、紙や紙産業の現場を理解するために企業見学や実習を多く取り入れ、自らの「五感」を使った学習を通じて紙製品の製造や経営に関する実践力を身に付けます。南予水産研究センター愛媛県の産業界では、グローバル化や生産過程の複雑化に加え、急速な高齢化に伴う技術者不足への対応が重要な課題です。このため、製品の設計から生産、経営、環境に精通したストーリーを描き、それらのプロセスや結果を説明できるエンジニアが愛媛県の産業界から求められています。本コースでは、設計、加工、メカトロニクスなどの専門科目と、それに対応した実験・実習・演習を学びます。それに加えて地域産業の技術課題の解決を試みる課題解決型学習を行うことで、設計・製造からマーケティングまでを一貫して考える実践的な技能を身に付けます。紙産業イノベーションセンター14海洋生産科学コース紙産業コースものづくりコース「現場密着型教育」で実践力を養う農学系・工学系の学問領域を踏まえた新たな教育体系をベースとし、愛媛県の特色でもある水産業・紙産業・ものづくり産業を中心とした教育を通じ、日本の産業社会において、技術・技能、経営に関して改善提案できる、未来の産業を切り拓く人材を育成します。PO���特色のあるフィールドでの実践的な学びME���G� ��OM ��� D��A�T���T ���IR幅広い専門性を活かし、地域産業に イノベーション″を起こす″学科長/山本 智規(専門:制御工学、ロボット工学)S�U���S

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