folio15
10/26

地域が期待する、愛媛大学の新しい風ダイバーシティ化は未来のために必要な経営戦略。 多様な分野で地域と協働し、貢献に積極的に取り組んでいる愛媛大学は、私たち愛媛の企業人にとっても非常に心強い存在。また、世界に誇れる先端研究でもたくさんの実績を生み出しており、その分野の幅広さにおいても感服しています。 そんな素晴らしい大学でありながら、魅力発信においては、今後強化の必要があるのではないかと感じています。私たち愛媛県人はもちろん、国内外に取組や実績を知ってもらうことは必要不可欠。少子高齢化が進む中、こうした情報発信を含めたイメージアップ戦略は優秀な学生を集めるためにも有効な方策であり、唯一無二の大学として一層輝かせると感じています。 仁科新学長が、基本方針として掲げておられる組織のダイバーシティ(多様性)化に注目しています。またその推進のために堀副学長が就任されました。ダイバーシティ化においては、よく「女性活躍」がテーマとなります。私見ではありますが、これは人権問題とは別次元で考える必要があると思っています。というのもなぜ女性を含めた多様な人材の活用が求められるかを考えた時、企業であればそれが事業成功のために必要な手段であるからに他なりません。物事を複眼的な視点で見て、個性あふれる人材がクリエイティビティを発揮することで、愛媛大学が混迷の時代を生き残る経営戦略となることを願ってやみません。|今後の愛媛大学で注目している ポイントは。「仕事を楽しむ」をモットーに、様々な分野で活躍する横山氏。広報・情報発信のプロフェッショナルが愛媛大学に期待することとは…。|率直に愛媛大学の印象をお聞かせ ください。 氏9地元に根ざした情報誌をはじめ、ウェブ、動画、アプリなど多様な媒体制作に取り組んでいます。「当社でも、男性社員の長期育児休暇の取得 など女性活躍をサポートする制度に取り組ん でいます」と話す横山氏株式会社エス・ピー・シー常務取締役愛媛県出身、1980年に株式会社エス・ピー・シーに入社。同社初の女性取締役。株式会社フジ及び株式会社瀬戸内しまなみリーディング社外取締役、愛媛県経営者協会女性リーダーズクラブ初代会長、松山市シルバー人材センター副理事長、愛媛大学経営協議会委員なども兼任。横山 ぬい

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る