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人生100年時代、企業が求めるリカレント教育に期待。 愛媛大学は人材育成と学術研究、社会貢献という3つの命題にバランス良く取り組んでいる印象があります。その中で新体制への期待は、高まるばかりです。特に仁科学長が提唱されているDXとダイバーシティを推進すること、時代の変化にしなやかに対応できる「レジリエンス(回復力)」を持った人材育成については、非常に大きな期待を寄せています。 現在、当社の社員は約250人、うち2割は愛媛大学の卒業生で、男女比、年代構成ともに非常にバランスよく在籍。各部署のキーパーソンとして活躍しています。そうしたことから企業人として愛媛大学に期待しているのは人材育成。新卒者はもちろんですが、人生100年時代にマッチするリカレント教育のニーズも高まっていくでしょう。そしてどんな学びが必要なのか、この点については私たち企業側の要望も知らせていきたいと思っています。 当社の社是「愛媛の報道機関として県民の幸せを追求し、社業を通じて地域の課題解決や発展に貢献します」には、愛媛大学憲章との共通点を感じています。そうした意味でも、これまで以上に連携は必要。まずは折にふれて相談できる仕組みづくりを共に模索したいというのが願いです。 私は松山ユネスコ協会会長もしており、四国遍路の世界遺産登録を目指す動きの中、「四国遍路・世界の巡礼研究センター」にも注目していきたいですね。行政や地域の企業と連携し、互いに高め合う関係を構築している愛媛大学。根底にあるのは、地域の豊かな未来を創造したいという熱い想い。そこで地域のステークホルダーに、新しい愛媛大学に期待することをインタビューしました。|新体制の愛媛大学に、特に期待して いるポイントは。多くの愛媛大学卒業生が活躍する愛媛新聞社。「連携して地域への貢献を」と願う土居社長が考える企業と大学の良い関係とは…。|愛媛大学と共に取り組んでいきたい ことは。full of live information on Ehime University特集「愛媛大学新体制スタート」「愛媛大学は年々着実に進化しており、 非常に頼もしい存在であると感じています」 と話す土居氏。株式会社 愛媛新聞社代表取締役社長氏1876年、「本県御用愛媛新聞」として創刊。マルチメディアへの対応も推進しており、各種イベント、緑化推進などの社会貢献にも積極的。1972年香川大学経済学部卒業後、株式会社愛媛新聞社入社。2009年に代表取締役社長就任。2014年より代表取締役社長・社長執行役員となり現在に至る。南海放送株式会社取締役(非常勤)、松山ユネスコ協会会長、愛媛大学経営協議会委員なども兼任。10土居 英雄

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