11Ehime University Graduate School of Humanities and Social Sciences 江戸時代の芸能について歌舞伎文化をキーワードに研究しています。役者の活躍する舞台が楽しまれ、本屋にならぶ演劇書が楽しまれるなど、さまざまなかたちで歌舞伎という文化は享受されていました。歌舞伎に影響を受けた文学作品も種々見られます。このような歌舞伎から展開した歌舞伎文化を研究しています。 唐代の詩人、特に白居易を中心に研究をすすめています。ここ数年の主要テーマは「漢詩と日本人」。授業や研究等で両者の関連性を調べていると、あらためて「漢詩と日本文化との広くて深い縁(えにし)」に驚かされることがしばしばです。五十歳を超えて、やっと文学研究の醍醐味がわかってきました。 英語を含む外国語の学習について研究する第二言語習得理論が専門です。この分野では、言語学や心理学などの知見を取り入れながら、「人はどのようにして母語以外の言語を習得するのか」という問いに答えようとしており、私はその中でも、学習者間で習熟度の違いを引き起こす心理的要因に興味があります。KAGURAOKA Yoko学位 : 博士(文学)主な担当科目 : 日本芸能史研究【研究のキーワード】日本芸能、歌舞伎、近世文学MOROTA Tatsumi学位 : 博士(文学)主な担当科目 : 中国古典文学研究【研究のキーワード】唐詩、白居易、和漢比較文学TAKAHASHI Chika学位 : Ph.D.(米国)主な担当科目 : 英語習得論研究【研究のキーワード】第二言語習得理論、習得の個人差要因 専門は日本近現代文学で主に小説を対象に文化誌や朝鮮表象の研究をしています。大学院の授業では、感情教育に重きをおく日本的な文学のいとなみを精確に位置づけながら、小説や批評を講読します。たとえば近代小説を同時代の読者の視点で読むと、普通の読書では味わえない小説のかたちが見えてきます。 私の研究内容は、類似点が多いと言われる日本語と朝鮮語が、決して対称ではないことを、複数のバリエーションを持つ翻訳実態のデータに即して、実証的に示すことです。また、戦後の在日朝鮮人のための民族教育問題にも関心があり、GHQによる検閲資料や朝鮮人学校の教材資料の調査にもあたっています。 ルイ14世のヴェルサイユ宮廷時代を頂点とする古典主義時代の文化は、多方面にわたってその後のフランス文化の基盤となりました。なかでも演劇の隆盛は文学史上、特筆に値する出来事であったと言えるでしょう。戯曲のほか、当時の国家プロジェクトに関わった作家たちの活動にも関心を持っています。NAKANE Takayuki学位 : 博士(文学)主な担当科目 : 日本近現代文学研究【研究のキーワード】日本近現代文学、文芸批評、文化誌CHI Jong Hi学位 : 文学修士主な担当科目 : 朝鮮言語文化論研究【研究のキーワード】朝鮮語学、翻訳YANAGI Mitsuko学位 : 文学修士主な担当科目 : フランス言語文化研究【研究のキーワード】フランス文学、フランス語、古典主義、演劇法文学専攻 人文学コース・教員紹介神楽岡 幼子 教授諸田 龍美 教授高橋 千佳 准教授中根 隆行 教授池 貞姫 教授柳 光子 教授
元のページ ../index.html#12