5Ehime University Graduate School of Humanities and Social Sciences<教育理念と教育目的> 法文学専攻では、修士課程修了者に相応しい高い倫理観と責任感を備え、他者と協働して社会的課題を解決したり地域の文化を向上させたりしようとする実践的な研究能力を育成することを教育研究目的としています。<育成する人材像> 法文学専攻では、人文社会科学における高度で専門的な知識とそれに基づいた研究能力の修得をめざします。法学及び人文学の各専門分野に関する高度で専門的な知見をもって地域の共生社会に寄与する能力と資質を持った人材を養成します。<学習の到達目標>1. 専門分野の知識と研究遂行能力<修了認定・学位授与> 法文学専攻の定める教育課程を修め、所定の期間在学し、厳格な成績評価を経て所要の単位を修得し、かつ、修士論文又はリサーチペーパーを提出してその審査を受けることにより修了要件を充たした学生を対象に修了認定を行い、その専門分野に応じた修士の学位を授与します。<教育課程の編成と教育内容>1. 人文社会科学における高度で専門的な知識とそれに基づいた研究遂行能力―資料収集力、情報分析力、論理的思考力、文章表現力―を修得している。2. 俯瞰的思考力を有する課題発見力人間社会を高次から俯瞰する思考力をもって、人間のさまざまな営為を分析し、諸課題を発見する力を備えている。3. コミュニケーション能力と社会的役割他者やテクストとの対話を重ねることによって、多様性と普遍性との間を架橋しようとするコミュニケーション能力を有するとともに、その社会的役割の重要性を認識している。4. 人文社会科学の知見とそれを活用する資質専門分野に関する諸問題を精確に探究するとともに、人文社会科学の高度で専門的な知見をもって地域の共生社会に寄与する資質を有している。5. 修士課程修了者としての姿勢修士課程修了者として高い倫理観と責任感とを併せもち、他者と協働しながら社会的課題を解決しようとする実践的な姿勢を身につけている。1年次前学期に法文学専攻の学生が共通して身につけるべき専門分野の研究に必要な基礎的技能を実践的に養う専攻基礎科目を配置し、また、併行して、「新たな価値の創造や地域社会の問題解決」という研究科の教育理念に関連するテーマを分野横断的に考察し、幅広い思考力を涵養する研究科基礎科目を置く。2. 専門科目では、専門科目(講義系)と専門科目(演習系)を1年次にバランスよく配置し、他コース他専攻の専門科目(講義系又は理論科目)を5単位まで履修可能にすることで、幅広い知識と俯瞰的思考力を身につけさせる。専門科目(演習系)には、実践的な研究能力を養成するために、プロジェクト演習などの科目を置き、研究演習でも文献調査や実地調査など、研究実践に則した授業を実施する。3. 修士論文の指導では、主指導教員による徹底した論文指導を行い、高い汎用性をもつ研究能力を養成する。リサーチペーパーの指導では、実践的な提案や解決策等を示すことができる能力を養成する。修士論文又はリサーチペーパーの指導には、主副指導教員はもとより、法文学専攻で実施される「構想発表会」「中間発表会」「成果発表会」を通じて、法文学専攻及び研究科の複数の教員がかかわる。法文学専攻の3つのポリシー専攻のディプロマ·ポリシー(DP:修了認定·学位授与の方針)専攻のカリキュラム·ポリシー(CP:教育課程編成·実施の方針)
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