愛媛大学ガイドブック2022
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Ehime University Guide Book13私は、愛媛大学が独自に展開するプログラムである「ELS」や「UNGL」に参加しました。中でも、2年生の時にUNGLのサマースクールで学生スタッフ代表を務めたことは、一番大きな挑戦だったと思います。19名の学生スタッフと共に7ヵ月にわたって準備を重ね、愛媛県上島町にある無人島・津波島を舞台にスカベンジャー・ハントや廃材を利用した家作りなどのアクティビティを企画しました。西日本の大学から集まった学生たちに魅力的な体験を提供することができたのは良い思い出です。大学で初めてのリーダー経験だったため、「できないこと」と「やらなければいけないこと」の狭間で押しつぶされそうになることもありました。しかし、これまでの限界を超える経験だったからこそ、チームで活動することの意義や仲間への感謝の気持ちを学ぶことができました。できないことは仲間を頼り、自分にできることを喜んで引き受けることで、高い成果をあげることができます。この“足し算”ではなく“掛け算”のチーム作りを学べたことは、その後のチーム活動をより豊かにしましたし、私自身の成長にもなったと思います。また、多くの経験をさせてもらったことで、将来なりたい姿が形作られたとも感じています。高校生の頃は将来の夢がないことに悩んでいましたが、悩んで立ち止まるよりも経験値を積むことで見えてくるものがあります。これまでの活動を振り返ると、自分の嫌いだった部分も長所と認めることができ、前に進めたように思います。ありのままの自分を認めることが第一歩であり、それに気が付くことができたのも悩みながら走り続けたからでした。Students’ Voices仲間を頼り、自分も精一杯応えること法文学部 人文社会学科 4年生 [ 済美高等学校卒 ]山口 奈津圭 さん02走り続けた日々で

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