愛媛大学ガイドブック2022
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231理学部1宇宙進化研究センター2地球深部ダイナミクス研究センター3沿岸環境科学研究センターEhime University Guide Book48教員やサイエンスライター、数理・科学技術と地域・産業・行政を結びつけるサイエンスコーディネーターでは、理学の複数分野の汎用的基礎知識・基礎実験技術が望まれます。「人と技術・文化の橋渡しをする役割を担いたい」そんな学生のための履修プログラムとなっています。選択コースでの専門的知識、基礎的スキル専門的知識をもとに科学を伝えるコミュニケーション力専門的知識を先端研究に展開(国立天文台提供)数学・数理情報コース物理学コース科学コミュニケーションプログラム宇宙・地球・環境 課題挑戦プログラム化学コース生物学コース標準プログラム単位取得状況・成績が良好な学生に対して、通常4年間のカリキュラムを3.5年に短縮する制度です。この制度の適用を受けると、通常より多くの科目の履修登録が可能となり集中的な学修ができるほか、特別に3.5年での早期卒業(9月卒業)や最大半年間の休学を含む4年での卒業が可能となります。地学コース1学科ならではの分野横断が可能なシステム教育コースごとの学問の体系性はきちんと維持していますが、他コースの学生の履修にも配慮されていて、複数分野の知識と思考法を学ぶことができます。最終年次のリサーチ科目では、所属コースの制約を受けずに研究分野を選択することもでき、分野を越えた発想力の修得が期待されています。宇宙・地球・環境課題挑戦プログラム課題挑戦プログラムは、理学部と関係の深い3つの研究センターによる特別履修プログラムです。2年次後学期〜3年次には、研究の現状に触れ、注目されている課題や研究方法を学びます。4年次には、研究センター所属の教員の下、国際的な調査研究に参画することができます。「科学コミュニケーションプログラム」超遠方宇宙に大量の巨大ブラックホールを発見愛媛大学宇宙進化研究センターの松岡良樹准教授を中心とする国際研究チームが、地球から約130億光年離れた超遠方宇宙において、100個もの巨大ブラックホールを発見しました。研究チームは、広視野と大集光力を兼ね備えた「すばる望遠鏡」による超遠方探査の結果、ブラックホールが周囲の物質を飲み込む過程で明るく輝く「クェーサー」83個を新発見、17個を再発見することに成功し、巨大ブラックホールが超遠方宇宙にも多数存在することを明らかにしました。発見された中には、現在知られている最遠方巨大ブラックホールに次いで2番目に遠い、地球からの距離が130.5億光年のクェーサーも存在しました。TopicsPoints学びのポイント01010202先端研究センターと協働した03地域や世界が求める力を実戦で磨く030404早期卒業・留学支援

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