愛媛大学ガイドブック2022
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医学部54早期医療体験実習/学外連携病院における臨床実習国際化推進EBM教育海外臨床実習EBMを深く理解する講義・実習能動的に自己学修を推進するプログラムと多様な選択肢を準備しています。正課プログラムでは、地域医療実践のための早期医療体験実習、学外連携病院における臨床実習、EBM(科学的根拠に基づく医療)を深く理解する講義・実習、研究マインドを育む医科学研究を経験し、課外プログラムでさらに自己学修を発展させ、また、国際化推進のための海外臨床実習を行っています。グローバル・スタンダードに沿って、臨床実習期間を72週間に延長し、学外での臨床実習を強化し、地域医療教育の充実を図るとともに、国際医療人の養成のため、海外臨床実習の機会を増やしています。海外での実習の際には渡航費の一部を援助しています。1年次の早期から、講義形式の授業だけでなく、地域社会の様々な世代の人々や看護職と直接、交流する体験学習、学生同士の話し合いや学びあい、臨床状況を模擬的に再現した状況下での演習などを通して、自立的・自律的に学んでいきます。医科学研究研究の成果を新しい医療につなげます。健康維持のために取り組んだり、ボランティア活動に参加したりと、自分自身が地域の一員として暮らすという体験を活かしながら学んでいきます。看護では、臨床の場で必要とされる知識やスキルを活用・応用・総合して使いこなす力が求められます。それらを育むことができるのが、既習の知識やスキルを用いて、看護の対象となる人に実際に看護を提供する看護学実習です。また、看護では、看護という媒体を通して看護の対象となる人々とかかわりあいをもち、その振り返りをもとに人の理解や看護を発展させていきます。座学や演習だけでは得られることのできない知識やスキルを獲得できるのも、看護学実習の特徴です。このような特徴を有する看護学実習を、本学では学びのステップアップのポイントと位置づけています。「スチューデント・ドクター」となって臨床実習を始める前に、医療の現場を直接経験することにより、医学への興味を高め、患者・家族の想いを理解することを目的としています。1年生は9月全員参加、1・2・3年生の3月も希望者は、地域医療の拠点病院で5日間の体験実習(連携病院の先生方との交流、医学科・看護学科合同での実習、患者・家族・地域の住民との交流)を行います。医師として求められる基本的な資質・能力として、「科学的探究心」「課題探究能力」が挙げられます。このことを達成するために、1年次開講必修科目として、希望の講座において医科学の研究を自主的に行う科目「医科学研究Ⅰ」を設けています。毎年9月に合同の医科学研究発表会にて成果発表を行い、世界に通じる研究マインドを持った医師を養成します。全国的な大学生のコンテスト(サイエンス・インカレ)で上位入賞した先輩もいます。護の「体験」を通して学ぶ自身の「体験」を通して学ぶ正課教育必修プログラム医学科準正課・課外教育選択プログラム地域医療研究マインド看護学科「病気をもつ人」から「生活する人」へ。Ehime University Guide Book基礎と臨床の融合促進プロジェクト2019年4月に就任された山下政克医学系研究科長の発案により、各基礎研究講座の研究活動について、基礎と臨床のより多くの方々に相互理解を深め、講座間の共同研究の発展を目指して、『基礎と臨床の融合促進プロジェクト』が開始となりました。現在、基礎研究講座の研究紹介が開催中で、活発な質疑応答や共同研究の提案が行われています。学校推薦型地域特別枠を新設看護職の不足が深刻になっている中山間地域やへき地等の地域医療に関心をもち、地域に貢献したいと考えている方を募集しています。入学後は、1年次から毎年、地域医療看護実習を受講します。この実習では愛媛県内の中山間地域に1週間宿泊し、地域で暮らす人々の暮らしや健康課題について理解を深めます。地域の医療・保健・福祉の専門職の活動にも参加し、チーム医療の実際も学びます。TopicsPointsTopics医学科看護学科0101カリキュラムの1/3が愛媛大学独自のプログラム0303学外実習と海外臨床実習で臨床実習を強化0101早期からの人との交流や看0303地域で暮らす人としての学びのポイント0202早期医療体験実習で現場を経験する0404研究マインドを持った医師の養成0202学びのステップアップポイントとしての看護の「体験」を通して学ぶ

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