能力を認めてもらった投じる必要があることを知り、一つの課題にさまざまな事情が絡んでおり、単純な解決策では対応できないことを学びました。また、帰国後は見過ごしていた国際ニュースにも自然と関心を持つようになり、「知らないことを知ろうとする姿勢」が興味の幅を広げることを実感しました。このプロジェクト運営ではサブリーダーを務めましたが、台湾研修に向かう途中、大雪によるアクシデントに遭い、臨機応変な対応力やコミュニケーション力を試されることになりました。また研修中のリフレクションミーティングでは、急遽私はE L S( 愛 媛 大 学リーダーズ・スクール)/EFL(愛媛大学ファシリテーションとリーダーシップ)の活動の一環として、2022年の12月に行われた「グローバル・リーダーシップ・セミナーin台湾」の運営に携わりました。この活動は、国立高雄科技大学の学生とセミナーやサイクリングなどを通じて交流するものです。現地の学生との議論の中では、例えば、台湾の水道における水圧の低さという課題が話題に上がりました。この課題の背景には、現状に慣れていることや、政府がほかに優先すべき課題に予算を私がファシリテーターを務めることになり、何とか場をまとめることができたのは嬉しい学びでした。異文化交流とプロジェクト運営の両面で貴重な経験を得ることができた活動でした。ELS/EFLのほかにも、他大学の学生と2泊3日の研修を企画、運営するUNGL(西日本学生リーダーズ・スクール)のサマースクールでサブリーダーを経験しました。こうしたより規模の大きいプログラムに携わることができ、成長の場がレベルに合わせて用意されているのも魅力の一つだと感じています。 Student’s Voice 得意・不得意を知り将来を具体的に描く工学部 工学科 応用情報工学コース 4年生 [ 広島県立安古市高等学校卒 ] 野口 恭吾 さん11 Ehime University Guide Book 02経験が自信になる
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