知れば知るほど高校時代から、外交官になりアフリカの児童労働や貧困問題を解決したいと思っていました。そのため大学での長期留学は、外交官に必要だと思われる、特定の国に偏らない視座や高度なコミュニケーション能力を養うため、国際色が豊かで、様々な文化背景を持つ人と関わりが持てるアメリカに行くことにしました。2024年度後学期にカリフォルニア州立大学サクラメント校に長期交換留学し、現地の大学生と一緒に、アフリカの歴史や国際政治の授業を受講しました。アフリカに関する授業では、授業で扱った資料を一つ選び、それについて学びを深めて発表する必要がありました。私は人前で話すことが苦手でしたが、英語でかつネイティブスピーカーの前での発表を成し遂げたことは「何事もやればできる」という自信に繋がりました。また、これまで何でも1人で解決しようとしてきましたが、留学中に何度もクラスメイトや友達に支えてもらったことから、人に頼ることの大切さを学びました。昨年5月には、シカゴから来た留学生のサポートをしました。活動内容は、歓送迎会の準備や参加、松山城ツアーへの参加などです。授業外でも道後や大街道を散策し、留学生が日本文化に興味を持ち、知ろうとしてくれる姿が嬉しかったです。これまで、私は海外に憧れがありましたが、留学生が日本や愛媛の食べ物や文化、歴史を好きになってくれたことで改めて自国の文化に誇りを感じました。また、はじめはネイティブスピードの英語に苦労しましたが、徐々に慣れ、英語力が上がったことも嬉しかったです。国際交流を通して彼らの国や文化にも興味を持ち、もっと深く知りたいと思いました。Student’s Voice 海外での経験で、自分の扉が大きく開いた法文学部 人文社会学科 グローバル・スタディーズ履修コース 3年生 [ 愛媛大学附属高等学校卒 ] 西本 こころさん15 Ehime University Guide Book 04さらに興味が深まる
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