愛媛大学ガイドブック2026
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工学部篠原 みのり工学科電気電子工学コース4年生[ 愛媛県立松山東高等学校卒 ]友石 捺南子理工学研究科(博士前期課程)理工学専攻産業基盤プログラム機能材料工学分野1年生[ 愛媛県立松山南高等学校卒 ]中村 隆英工学科コンピュータ科学コース4年生[ 広島県立廿日市高等学校卒 ]藤本 貴典理工学研究科(博士前期課程)理工学専攻産業基盤プログラム機械工学分野2年生[ 広島県立海田高等学校卒 ]守屋 杏果理工学研究科(博士前期課程)理工学専攻社会基盤プログラム環境建設工学分野1年生[ 岡山県立倉敷青陵高等学校卒 ]岡﨑 映美理工学研究科(博士前期課程)理工学専攻産業基盤プログラム応用化学分野2年生[ 愛媛県立松山西中等教育学校卒 ]私は、頭の中のイメージを現実世界に具現化できるモノづくりの面白さに惹かれ、機械工学コースを選びました。このコースでは、機械に関する基礎概念を学ぶ実験や、3DCADを活用した実践的な課題解決を行う授業があり、モノづくりのやりがいや奥深さに触れることができました。さらに、プログラミングに関する基礎知識を学ぶこともでき、多角的な知見を得ることができました。また、4年生からは研究室に配属され、興味がある分野についてより専門的な知識を深めることができます。研究の中で、ロボットが思い描いた通りの動きをした時には大きな達成感と感動がありました。「イメージを形にすることに興味がある!」「機械が動くのを見ることが好き!」という方には、ぜひおすすめのコースです!SHINOHARA MINORI私は現在、工学部で「道路の補修タイミング」を研究しています。ただ直すだけではなく、“いつ直すか”がとても大切なのです。特に私の研究では、舗装の劣化によって事故リスクが高まることに注目し、「事故が起こりにくくなるタイミング」で補修する方法を考えています。これは「LCC(ライフサイクルコスト)」と呼ばれる、維持管理にかかるすべての費用を抑える考え方にもとづいています。高校生の頃は、道路のことなんて意識したこともなかったけれど、今では“目に見えない工夫”が安全な社会を支えていることに気づきました。もしあなたが「身近なものがどう作られているのか」「社会の仕組みをもっと良くできるのか」に興味があるなら、工学の学びはきっとおもしろく感じられるはずです。一緒に、未来の暮らしを支える技術を学んでみませんか?TOMOISHI NANAKO私は地元進学希望だったので愛媛大学工学部工学科 化学・生命科学コースに進学しました。化学コースは3年生の秋に研究室配属決めが行われ、4年生の4月から配属先の研究室で1年間卒業研究を行います。私は反応有機化学研究室へ配属されましたが、専門知識の豊富な同期や先輩方を見て、人よりもかなりの努力が必要だと痛感し、卒業研究と並行して英語と化学の勉強を頑張りました。不安でつらいときもありましたが、指導をしてくださる先生方、頼りになる先輩方や同期の支えのおかげで、化学者としてだけでなく、人として大きく成長できたと思います。現在は大学院で化学の知識をより深く学んでおり、社会に貢献できるような人材になりたいと考えています。NAKAMURA TAKAFUSA 私はもともと電気分野に強い興味があったわけではなかったのですが、幅広い分野を学べるという点に魅力を感じて電気電子工学コースを選びました。授業では、電気のしくみやプログラミング、光や通信の技術など、日常生活にも関わる内容がたくさん登場します。はじめは難しく感じることもありましたが、実験やシミュレーションを通して「目に見えない現象が目に見える形で分かってくる」ことに面白さを感じるようになりました。今では自分の手で考え、試して、結果が出るまでの過程にやりがいを感じています。電気電子技術は身近なものづくりの土台となる、大きな可能性を持った分野です。新しい興味や可能性に出会えるこのコースで、一緒に学びを深めてみませんか。材料デザイン工学コースでは、金属・セラミックス・半導体など多岐にわたる材料の基礎から応用、そして最先端の技術まで幅広く学び、その特性を活かしたものづくりに挑戦できます。近年、マテリアルズインフォマティクスというデータ科学を活用した材料開発が注目されており、私も卒業研究で取り組みました。マテリアルズインフォマティクスを活用すると、従来の試行錯誤に頼らず、膨大なデータから最適な材料を予測できるため、より効率的な新材料の開発が可能になります。4年次に配属される研究室では、仲間や先生と議論しながら新たな発見を重ね、視野を広げられるのも魅力です。材料の性質を深く学び、その特性を活かした新しい技術や製品の開発に興味がある皆さん、ぜひ一緒に学びましょう!私は工学部で情報工学の多岐にわたる分野を学びました。大学のカリキュラムのおかげで自分の興味・関心のある分野はもちろん、ない分野まで様々です。さらに高校のころよりも自ら学ぶ姿勢が必要になることが多く、能動的に取り組みました。最初は何の役に立つのかわからなかった授業もちゃんと理解をしていくことで、ふと高度なプログラミングなどの際に役立ったりします。大学で学べることは分野の基礎です。基礎がしっかりしていれば、必ず自分を高める際に役に立ちます。せっかく楽しみな大学生活ですから授業まで楽しみながら自分を高めていく期間にしてほしいです。頑張ってください。FUJIMOTO TAKANORIMORIYA KYOKAEhime University Guide Book 6 0OKAZAKI EMIイメージを具現化できる、モノづくりの面白さ日常を支える工学の力人として成長できる場所電気を通じて広がるものづくりの可能性データの力で、未来の材料をデザインする自ら学び、有意義で楽しい大学生活を送ろう学生からのメッセージ

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