愛媛大学法文学部ガイド2022
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lobal Studies CourseG9グローバル・スタディーズ履修コースEHIME UNIVERSITY FACULTY OF LAW & LETTERSCOURSE REPORTSTUDENT VOICEグローバル・スタディーズ履修コース昼間主コースいしざき さ ほ石﨑 咲帆愛媛県立八幡浜高等学校出身英語学特講Iへの招待 英語学はいわゆる「語学」ではありません。英語や日本語など身近なことばを見つめることで、私たち人間の心のしくみを探ろうとする分野です。たとえば、mustとhavetoはともに義務をあらわす表現として学びますが、前者は「○○しなくちゃ!(ワクワク)」という自分の内側からわきあがる気持ちが原動力になる場合に使うことが多いのに対して、後者は状況からそうせざるを得ない場合によく使われます。このようにことばの世界はそれを使う私たちの心の世界と深く結びついています。そこで、英語学特講Iでは、私のもうひとつの専門分野である歌詞の翻訳を取り入れ、ことばは生きているということを体感できるような授業を目指しています。何気なくCMで流れてきて心惹かれた曲の歌詞が研究対象になることもあります。音の響きはもちろん、文法や語彙などさまざまな側面から歌詞を読み解くことが、ことばの世界への新たな扉を開けてくれるかもしれません。よろしければ、是非ご一緒に。いまいずみ し な こ今泉 志奈子 教授英語学STUDENT VOICEグローバル・スタディーズ履修コース昼間主コースやま した ゆ み な山下 佑実菜高知県立高知小津高等学校出身英語への興味から広がる世界 私は高校生の頃から英語が好きで特に翻訳に興味がありました。そして愛媛大学に入学して英語学という分野に出会い、高校とは異なる視点からの英語へのアプローチや同じ分野を専攻するゼミの先輩や友達との交流に毎日、新しい発見がいっぱいです。中でも歌詞の対訳に挑戦する授業は私にとって魅力的で、単語一つ一つが持つ意味の広がりや、翻訳の可能性について考えるのはとても楽しいです。ことばの不思議を探る楽しさ 時代や国を越える「ことば」は、とても繊細で美しい生き物のような存在です。志奈子先生の講義では主に英語と日本語を扱い、この不思議で魅力的な生き物を深く学びます。文献や歌詞の翻訳を通して作者に寄り添い、日常の中で見つけたことばの不思議を皆で共有する。そうやって私たちはまだ見ぬことばの世界に足を踏み出します。さぁ、あなたもこの広い世界を一緒に旅してみませんか?歌詞の世界から人のことばに触れる

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