愛媛大学法文学部ガイドブック2023
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lobal Studies CourseG9グローバル・スタディーズ履修コースEHIME UNIVERSITY FACULTY OF LAW & LETTERSCOURSE REPORTSTUDENT VOICEグローバル・スタディーズ履修コース昼間主コース愛媛県立松山南高等学校出身英語学特講Iへの招待 英語学はいわゆる「語学」ではありません。英語や日本語など身近なことばを見つめることで、私たち人間の心のしくみを探ろうとする分野です。たとえば、mustとhavetoはともに義務をあらわす表現として学びますが、前者は「○○しなくちゃ!(ワクワク)」という自分の内側からわきあがる気持ちが原動力になる場合に使うことが多いのに対して、後者は状況からそうせざるを得ない場合によく使われます。このようにことばの世界はそれを使う私たちの心の世界と深く結びついています。そこで、英語学特講Iでは、私のもうひとつの専門分野である歌詞の翻訳を取り入れ、ことばは生きているということを体感できるような授業を目指しています。何気なくCMで流れてきて心惹かれた曲の歌詞が研究対象になることもあります。音の響きはもちろん、文法や語彙などさまざまな側面から歌詞を読み解くことが、ことばの世界への新たな扉を開けてくれるかもしれません。よろしければ、是非ご一緒に。いまいずみ し な こ今泉 志奈子 教授英語学STUDENT VOICEグローバル・スタディーズ履修コース昼間主コースもう り ひろゆき毛利 浩之愛媛県立松山東高等学校出身翻訳から気づくことばの魅力 この講義では、実際に歌詞の一部の対訳に挑戦します。たった一語の対訳に何十分、時には何時間も費やして自分が納得のいく作品を作り上げていく。こうして自分の心の中にある美しく魅力的なことばの世界と向き合っていきます。また、講義内で他の受講生の作品も紹介されます。毎度、私の感性を刺激する作品ばかりで一つといって同じ作品はありません。「ことばは生きている。」そう感じさせてくれる瞬間がたまらなく大好きです。ことばの扉を開く授業 聴いているだけで気分が爽快になる曲、心が浄化されていくような曲等々、たくさんの曲が世界には溢れていますが、そこには必ず歌い手の存在があります。この授業では、そのような歌手の生き様や境遇などにも目を向けながら、歌詞という短いことばにトコトン向き合っていくことができます。今まで音楽に多く触れてきた人もそうでない人も、この授業を通して新たな扉がきっと開きます。みなさんも一緒にことばの世界を広げてみませんか?歌詞の世界から人のことばに触れる

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