愛媛大学概要2021
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学部・大学院等役員等一覧・ 革組織図等教職員数志願者数及び教育課程と入学者数学生数等卒業者・寄附講座・進路状況学位授与者設置状況寄附研究部門修了者の大学の財政国際交流医学部連携・交流図書館附属病院センター・体育施設・施設等施設等福利厚生土地・建物・施設配置・電話番号施設位置図学年暦所在地・ 先端研究・学術推進機構は、世界レベルの先端研究を推進するセンター群及び研究の円滑な遂行を支援する教育研究高度化支援室からなる先端研究推進会議と、全学の学術基盤を支援するセンター群及び学内横断的な研究ユニットを創成していく学術企画室からなる学術研究会議で構成されています。 地域共創研究センターは、地域に関する学際的な研究・教育・実践活動を行うことによって、地域共創に関する学術研究の推進を図り、併せて地域社会の活性化と発展に貢献することを目的として設立されました。本センターの前身は、本学初の文系センターとして平成16年に設置された地域創成研究センターです。 本センターは、①理系・文系の様々な分野の視点、理論、手法を駆使し、②地域のステークホルダーや学生とともに地域課題に取り組むため、「地域共創理論研究部門」「地域共創実践研究部門」の2部門を設置しています。本センターは、地域に軸足を置いた研究活動を発展させ、地域に関する新しい学際的な学術領域の創造、地域の自立的な発展への貢献、地域社会の発展を支える人材の育成を目指し、海外研究・貢献も積極的に行います。 1200年の歴史を有する四国遍路は、今もなお大勢の人々を四国へ誘い、地域の人々もお接待で迎える、生きた四国の文化です。本センターは、四国遍路の歴史や現代の実態を解明し、世界各地の巡礼との国際比較研究を行うことを目的として設立されました。歴史学、文学、社会学、法律学、経済学、観光学など様々な分野の教員が結集し、他大学や博物館・官公庁などとも連携しながら、四国遍路と世界の巡礼の学際的研究を進めるとともに、四国遍路の世界遺産登録への学術的協力など、地域貢献にも努めていきます。 国内研究部門では、四国遍路の古代から現代までの歴史・文化を解明し、また現代遍路の多様な実態をフィールド調査などを通して明らかにします。国際研究部門では、世界各地の巡礼の歴史や現在の諸相を探求し、あわせて四国遍路と世界の巡礼との国際比較を行います。この研究成果は、ミュージアムでの展示や講演会、刊行物などで公開しています。 愛媛の地は「俳句の聖地」「俳都まつやま」等と言われ、正岡子規をはじめ、多数かつ多様な俳人が輩出され、活動した地域です。近年では、高校生の「俳句甲子園」も全国規模で開催され、俳句文化の新たな側面を切り開いています。また、俳句文化は、俳句を条幅や短冊に表現するなど、書文化との深い関係を持ちます。 書文化において愛媛は、全国的に著名な僧 明月が活動した地域であり、近年は、松山の神官三輪田米山が「近代書の先駆け」として脚光を浴び、全国的に評価が高まっています。愛媛大学図書館には、歴史史料としても貴重な『米山日記』や作品が多数収蔵され、研究に供されています。 俳句・書文化研究センターは、地域の特性を活かし、地域と連携して、愛媛の俳句研究・書研究を推進し、更なる地域文化の振興を図ろうとするものです。 社会連携企画室は、本学の社会連携活動の推進に向けた企画立案を担当しています。具体的には、社会連携活動に関わる基本方針及び中長期戦略、産学連携活動、地域連携活動、本学が保有する技術シーズとのマッチング、外部資金獲得、知的財産、ベンチャー、専門人材育成の支援などについて協議しています。 沿岸環境科学研究センターは、物理学、化学、生物学等を基礎とする3つの研究部門と国際・社会連携室で構成され、沿岸海域の環境と生態系に関する研究や地球規模の汚染に関する研究を、学際的、総合的に推進しています。海洋調査には、調査・実習船「いさな」(14t)が活躍しています。また、世界各地から採取した野生生物や土壌などの試料を保存・管理し、学内外の研究に提供するための「生物環境試料バンク」も備えています。平成14年〜18年度には「21世紀COEプログラム」、平成19年〜23年度には「グローバルCOEプログラム」の拠点にも選ばれています。また、共同利用・共同研究拠点「化学汚染・沿岸環境研究拠点(LaMer)」が平成28年4月に文部科学大臣の認定を受け、国内外の研究拠点としての活動も展開しています。沿Outline of Ehime University29地域共創研究センター文理融合で地域創生を研究・実践四国遍路・世界の巡礼研究センター四国から世界へ俳句・書文化研究センター地域の俳句・書文化の振興のために社会連携企画室社会のニーズを捉え、新たな活動を企画する先端研究・学術推進機構沿岸環境科学研究センター先端研究で海洋環境を保全する

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