愛媛大学概要2021
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学部・大学院等役員等一覧・ 革組織図等教職員数志願者数及び教育課程と入学者数学生数等卒業者・寄附講座・進路状況学位授与者設置状況寄附研究部門修了者の大学の財政国際交流医学部連携・交流図書館附属病院センター・体育施設・施設等施設等福利厚生土地・建物・施設配置・電話番号施設位置図学年暦所在地・ 地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)は、超高圧実験や物性測定実験、また大規模数値計算などの手法を用い、地球・惑星深部の物質構成・構造・運動(ダイナミクス)についての先端的研究を行っています。これらの研究を通して進める革新的な技術開発の応用として、新規物質や有用物質の合成などの学際的研究も展開しています。多くの外国人客員研究者や留学生が長期滞在する、国際的な雰囲気のもとでの研究活動もGRCの特徴です。なおGRCは、超高圧科学分野では全国で初めての共同利用・共同研究拠点「先進超高圧科学研究拠点(PRIUS)」として平成25年4月に文部科学大臣の認定を受け、国内外の研究拠点としての活動も行っています。 プロテオサイエンスセンター(Proteo-Science Center : PROS)は、工学、医学、理学、農学領域の研究者で構成され、高品質のタンパク質を自由自在に生産できる愛媛大学発の無細胞タンパク質合成技術を基盤に、タンパク質の機能の解明を通じて生命現象の謎にせまっています。さらに、細胞のレベルでのタンパク質機能の研究、個体のレベルでのタンパク質機能の研究を、高感度質量分析や先進的蛍光イメージング技術、病気のモデル動物等を駆使して総合的に行うことで、様々な生命現象や病気の成り立ちを分子レベルで解明するプロテオサイエンス研究をリードし、がん、自己免疫病、難治性感染症など難病の新しい診断・治療法の開発、プロテオ創薬を目指しています。 アジア古代産業考古学研究センターは、東アジア古代鉄文化研究センターを前身として平成31年4月に新しくスタートしました。産業技術史研究部門、産業社会史研究部門、産業環境史研究部門を組織し、ユーラシアの製鉄史の解明を中心に置きながら、その他の金属生産の歴史や塩業史などの古代産業をめぐる分野にも研究対象を広げています。アジアやユーラシアの生産・産業の歴史に多角的に迫る国内唯一の研究センターです。 基礎科学の発展と多くの先端技術の開発に支えられ、20世紀には宇宙の探求が精力的に進められてきました。21世紀に入り、宇宙の年齢が約137億歳であることもわかり、宇宙の探求に拍車がかかっています。しかし、その一方で、私たちの住む宇宙は、未知の暗黒物質に操られ、さらには暗黒エネルギーによって加速膨張していることも示唆されるに至っています。探求すればするほど、宇宙にはまだたくさんの謎があることがわかります。このような状況の中で宇宙の理解を進めていくには、いろいろな研究方法がありますが、できるだけ基本的なスタンスで進化する宇宙の姿を調べ尽くすことが肝要です。そこで、本研究センターでは「宇宙の進化」に焦点を当てて総合的に研究展開し、宇宙探求の分野で最先端の研究及び研究者の養成を行っています。 学術支援センターは、学内はもとより、地域に開かれた共同利用施設として、基盤的研究設備から最先端の大型研究機器までを計画的に整備し、共同利用の活性化促進と機器の効率的管理により、基礎科学から応用科学に亘る教育・研究の進展を支援することを目的に設立された組織です。物質科学、遺伝子解析、動物実験、病態機能解析、応用タンパク質、ものづくりファクトリーの6部門で構成され、各種の研究設備や研究機器を適切に維持管理するとともに、設備・装置の活用法や最先端の研究技術に精通した技術職員による研究支援サービスを提供することにより、本学における教育・研究活動の進展はもとより、地域産業の活性化にも大きく貢献しています。 総合情報メディアセンター(CITE)の使命は、情報教育・学術研究支援・ネットワーク管理など情報基盤の安全で安心な統括的運用にあります。最高情報責任者(CIO)及び最高情報セキュリティ責任者(CISO)のもと、教職協働体制によるCSIRT(情報セキュリティ対策チーム)をはじめとする、情報基盤整備、セキュリティ及びコンプライアンス対策、情報系システム整備、ICT利用推進の4つの役割を中心に活動しています。 愛媛大学の城北キャンパスの地下には文京遺跡、樽味キャンパスには樽味遺跡などの遺跡が眠っています。これらの遺跡は、時代ごとの社会の様子や文化を物語る貴重な文化財です。埋蔵文化財調査室は、愛媛大学内の遺跡(埋蔵文化財)の発掘調査及びその成果の公開を目的に設立された施設で、大学内の施設整備に伴う工事に先立って遺跡の有無を確認し、必要に応じて発掘調査を行っています。発掘調査が終わると、発掘記録類の整理、出土遺物の水洗いや復元、観察・図化などの整理作業を行います。これらの成果は、一般の方々を対象とする現地説明会・公開講座や『愛媛大学埋蔵文化財調査室年報』によって概要を公開すると同時に、調査記録と分析・研究成果をとりまとめた『発掘調査報告書』を刊行し、学術研究に貢献しています。沿30地球深部ダイナミクス研究センター超高圧科学による地球惑星深部探査と新規物質合成プロテオサイエンスセンタータンパク質の研究から生命現象を解明するアジア古代産業考古学研究センター人・産業・環境の歴史の追究 宇宙進化研究センター宇宙の起源と未来を探る学術支援センター多様な研究機器の共同利用で教育研究を支援総合情報メディアセンターICTを通じて大学の教育研究をサポートします埋蔵文化財調査室地下に眠る 歴史を探るセンター・施設等

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