愛媛大学概要2022
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沿II学部・大学院等 革役員等一覧・志願者数及び組織図等教職員数入学者数教育課程と卒業者・学生数等進路状況修了者の寄附講座・学位授与者設置状況寄附研究部門大学の財政国際交流連携・交流医学部センター・図書館附属病院施設等VSON及び体育施設・最近設置した組織施設等福利厚生戦略を達成するために土地・建物・施設配置・電話番号施設位置図学年暦所在地・28 各種センサを用いて、植物の生体情報を直接取得して、植物の生育状態などを診断し、その結果に基づいて環境を制御することをスピーキング・プラント・アプローチといいます。これを実現するためには、様々な知識、データ、ノウハウが蓄積された「知識ベース」が必要となります。本センターでは、IoT、AI、ロボット技術を活用して膨大な植物生育診断情報を効果的に収集・解析し、知識ベースに基づいた知的植物工場システムの構築を目指しています。これにより、農産物を限りなく4定(定時、定量、定品質、定価格)に近づけることができます。また、植物工場に適した品目や品種、栽培方法などについての実証試験も行っています。これらの研究活動を産・官・学が連携して実施し、実用に繋がる学術研究の振興と研究成果の地域社会への活用を推進しています。 紙産業イノベーションセンターは、紙産業の発展と地域社会の活性化に貢献することを目的として、平成26年4月に四国中央市に設立しました。本センターは、愛媛県の協力を得て、愛媛県 紙産業技術センター内の建物の一部及び実験装置等を無償使用させていただいているのに加え、平成30年3月には同じ敷地に本センターの新棟を設置しました。本センターでは、製紙・紙加工に関する課題解決と製紙技術の高度化に向けた研究を行う「製紙技術研究部門」、機能性材料等を紙に付与することにより、新規紙製品を開発する「紙製品研究部門」、各種原材料の新たな機能を探求する「機能性材料研究部門」の3部門を設置しています。また、センター内に地域連携・研究支援室を設置し、地域紙産業界や自治体との連携を密にして、開発技術の迅速かつ円滑な技術移転及び実用化を目指した地域産業貢献型の研究センターです。 東予地域における産業、文化、自然の特徴及び地域からのニーズに対応して、愛媛大学の多くの教員が係わり、様々な活動を地域のステークホルダーの皆様と協働して展開し、広く地域活性化に貢献することを目的としています。具体的には、①高大連携活動、②主に社会人を対象とした修士課程授業、③産学官連携活動、④農業の6次産業化支援、⑤フィールドワーク、インターンシップ、⑥就職活動、⑦住民向け高等教育機会(リカレント教育)の提供などの拠点として機能しています。 地域協働センター南予は、南予地域における人口減少、基幹産業の衰退、鳥獣被害、地域内経済の流出、空き家問題、地域資源の新たな活用などの地域課題を「公」「民」「学」の協働により解決していくことを目的として、令和元年10月に設置されました。本センターは、南予地域の様々な課題を地域間連携協働事業などを通じて、「学」がもつ専門的知識・技術の分野間連携を進め、先進的な研究活動やフィールド学習、キャリア教育、高大連携事業などを実施しています。また、地域活力の創出のために、社会人リカレントプログラムの提供や南予地域のインターンシップや就職活動を促進していきます。 地域協働センター中予は、本学と中予地域の市町やステークホルダーとの協働によって、ウェルネス事業、観光業、農林業等の発展を通じて地域及び地域産業の活性化、地域の芸術文化振興等に貢献することを目的として令和3年3月に設置されました。本センターは、令和4年4月に東温市に拠点を設置し、今後、松山市にも拠点を置く予定であり、メインキャンパスが立地する特性を最大限に活かしながら「健康・長寿プラットフォーム創生事業」のさらなる展開及び観光サービス業の人材育成に係るリカレント教育の推進等に取り組む予定です。 地域共創研究センターは、地域に関する学際的な研究・教育・実践活動を行うことによって、地域共創に関する学術研究の推進を図り、併せて地域社会の活性化と発展に貢献することを目的として設立されました。本センターの前身は、本学初の文系センターとして平成16年に設置された地域創成研究センターです。 本センターは、①理系・文系の様々な分野の視点、理論、手法を駆使し、②地域のステークホルダーや学生とともに地域課題に取り組むため、「地域共創理論研究部門」「地域共創実践研究部門」の2部門を設置しています。本センターは、地域に軸足を置いた研究活動を発展させ、地域に関する新しい学際的な学術領域の創造、地域の自立的な発展への貢献、地域社会の発展を支える人材の育成を目指し、海外研究・貢献も積極的に行います。 1200年の歴史を有する四国遍路は、今もなお大勢の人々を四国へ誘い、地域の人々もお接待で迎える、生きた四国の文化です。本センターは、四国遍路の歴史や現代の実態を解明し、世界各地の巡礼との国際比較研究を行うことを目的として設立されました。歴史学、文学、社会学、法律学、経済学、観光学など様々な分野の教員が結集し、他大学や博物館・官公庁などとも連携しながら、四国遍路と世界の巡礼の学際的研究を進めるとともに、四国遍路の世界遺産登録への学術的協力など、地域貢献にも努めていきます。国内研究部門では、四国遍路の古代から現代までの歴史・文化を解明し、また現代遍路の多様な実態をフィールド調査などを通して明らかにします。国際研究部門では、世界各地の巡礼の歴史や現在の諸相を探求し、あわせて四国遍路と世界の巡礼との国際比較を行います。この研究成果は、ミュージアムでの展示や講演会、刊行物などで公開しています。植物工場研究センター地域農業振興の拠点紙産業イノベーションセンター紙産業界のニーズへの対応地域協働センター西条地域のステークホルダーとともに「地域創生」に挑む地域協働センター南予南予地域の活性化を公・民・学の協働で実現!地域協働センター中予メインキャンパスとのハイブリッド型連携活動拠点として「地域協働」を展開地域共創研究センター文理融合で地域創生を研究・実践四国遍路・世界の巡礼研究センター四国から世界へセンター・施設等

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