愛媛大学概要2022
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Outline of Ehime University3ダイバーシティ推進本部ダイバーシティ推進協議会本部長(学長)副本部長(ダイバーシティ担当副学長)各理事各機構長法文学部長教育学部長社会共創学部長理学部長医学部長工学部長農学部長大学院連合農学研究科長女性未来育成センター長医学部附属病院長障がい者雇用推進室長高年齢者雇用推進室長地域ステークホルダーとの「共創·協働」の推進 〜「ひめテラス(E.U. Regional Commons)」を設置〜ダイバーシティ推進に向けた取組 〜愛媛大学ダイバーシティ推進ステートメントを策定〜■ 3階 地域サステナビリティスペース●地域課題解決のためのコミュニティーを創出し、知恵と技術を共有するコワーキングスペース■ 2階 メディアフロント●聴衆とのインタラクションが可能なセミオープンスタジオ●DXプラットフォーム(撮影・収録・編集など制作及び配信・アーカイブの拠点)■ 1階 地域交流スクエア●身近な生活科学情報から先進的な学術研究情報まで、地域への情報発信の最前線●市民・学生・教職員が自由に集い価値を共創するオープンスペース●様々な企画を通して活発な交流と対話を誘発するイベントスペース 愛媛大学は、第3期中期目標期間(平成28年度〜令和3年度)において、東予・中予・南予の各地域に地域協働センターを設置するとともに、地域専門人材育成・リカレント教育支援センターや地域密着型文系研究センター等を設置し、地域ステークホルダーの皆様との連携や地域の活性化に重点を置いた取組を進めてきました。これらに加え、愛媛大学VISIONを達成するための戦略(3)「全世代対応型の『地域における知の拠点』としての多機能化を図り、Sustainableな社会、Resilientな地域社会の構築に貢献する。」の一環として、「あらゆる分野、あらゆる場面で、あらゆるプレーヤーがともに創造活動を展開する「共創」の拠点を形成する」をコンセプトに、「ひめテラス(E.U. Regional Commons)」を令和4年4月に設置しました。 「ひめテラス」は、教育、研究、地域貢献、国際交流、健康医療などの幅広い分野において、学生・留学生・教職員・地域ステークホルダーなどの全ての関係者が「集い、考え、学び、応える」イノベーション拠点として、以下の活動を展開することとしています。 ①活発な交流や対話、学びを求める人々が自由に集い、新たな価値や出会いを誘発する開かれた場を企画・展開します。 ②社会的ニーズの高い情報のみならず正確かつ信頼できる成果に基づき、愛媛大学がもつ知の財産を地域に発信・還元します。 ③地域課題を解決し、Sustainableな社会に向けて知恵と技術を共有するコミュニティーを創出します。また、Resilientな活動拠点を形成し、地域との連携を  強化・推進します。 これらの活動を通じて、「ひめテラス」は、本学の第二の正門として「地域」と「愛媛大学」をつなぐ多機能かつシンボリックな機能を果たし、「地域における知の拠点」として、地域からのニーズに応え、信頼を得られるよう努めていきます。〉〉「ひめテラス」の機能 世界は今、持続可能な発展のために解決すべき多くの困難な問題を抱えており、多様な人材、組織が連携して問題解決に当たる「ダイバーシティ」の視点が不可欠とされています。愛媛大学は「輝く個性で地域を動かし世界とつながる大学」を創造することを理念とし、その実現のために策定した「愛媛大学ダイバーシティ推進ステートメント」の中で、性別、年齢、国籍、障がいの有無、性的指向・性自認、人種、民族、文化、宗教などの違いにかかわらず、互いに尊重し協働しあえる場を提供し、ダイバーシティをより一層推進することを宣言しています。 愛媛大学のダイバーシティ推進は、職員の個性や価値観を尊重し、多様な職員に持てる能力を最大限に発揮させることにより、本学の各組織及び本学の総合的ポテンシャルを向上させることを目的として、平成24年に「ダイバーシティ推進本部」を設置しました。現在は「女性未来育成センター」、「障がい者雇用推進室」、及び「高年齢者雇用推進室」からなる構成でダイバーシティ推進、男女共同参画に取り組んでいます。具体的には、子育て世代の若手研究者や病気・介護等の多様な個別事情をもつ研究者を支援する制度、女性研究者ネットワークの構築、学内保育所と長期休暇中の学童保育所の開設など、ダイバーシティ推進やワークライフバランス支援のための多様な制度を整備するとともに、学長裁量経費により「若手教員等ポジティブ・アクション事業」の募集を行い、若手教員や女性教員を積極的に採用する取組を行っています。 また、令和3年度からはダイバーシティをさらに推進するために、学長をダイバーシティ推進本部長、ダイバーシティ担当副学長を副本部長として本部機能を強化するとともに、ダイバーシティ推進協議会(本部長が議長)の各学部からの委員を学部長とし、大学本部と各部局が連携してダイバーシティを推進する体制も強化しました。 今後も構成員一人一人が個性を輝かせ、能力を発揮できる大学となるよう、ダイバーシティ推進に向けた様々な取組を行っていきます。VISION及び戦略を達成するための特徴的な取組

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