連合農学研究科要覧2023
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006The United Graduate School of Agricultural Sciences 〈入学者選抜の方針〉 学士課程・修士課程を通じて修得した知識や技能、それらを活用する能力、主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度などを、面接(プレゼンテーション、口頭試問を含む)により多面的・総合的に評価します。また、外国人留学生に対しては渡日前入学許可制度を採用し、多様な属性をもつ意欲ある志願者に対して門戸を開きます。社会人特別選抜の志願者に対しては、企業や団体などでの活動によって得た知識や経験を面接(プレゼンテーション、口頭試問を含む)で評価します。 また、2つの留学生特別コースにおいて、熱帯・亜熱帯農学留学生特別コースは、指導教員予定者及び研究科教員2人以上による面接『⑴修士論文又はこれに相当する研究内容、⑵入学後の研究計画、⑶専門知識等、⑷適性、学習意欲等の資質、⑸英語によるコミュニケーション能力』で評価します。アジア・アフリカ・環太平洋(AAP)農学特別コースは、修士課程からの5年一環コースであり、博士課程での研究計画及び指導教員からの推薦書で評価します。教育課程編成・実施の方針、カリキュラムの特徴・特色 〈教育課程の編成と教育内容〉 「生物資源生産学」、「生物資源利用学」、「生物環境保全学」のそれぞれの専攻分野で、地域や国際社会で活躍できる高度な知識・技能を持った人材育成のための教育を行います。 それぞれの専攻分野における教育プログラムは、農学に関する幅広い学問と高度な専門知識・技能を修得できるように、また、研究指導を通して農学に関する諸課題を探求・解決する能力を養成できるようにしています。さらに、地域や国際社会で活躍できる人材を育成できるように構成しています。 〈教育方法〉 主指導教員・副指導教員による学位論文研究に加え、地域や国際社会で活躍できる高度な知識・技能を持った人材を育成するために、2泊3日の合宿形式で行う日本人学生と外国人留学生との共修による共通セミナー(英語でのプレゼンテーション・コミュニケーション・グループワーク)、愛媛・香川・高知・3構成大学の有資格教員による英語での多地点制御遠隔講義システムを利用した専門的な専攻セミナー、全国の6連合農学研究科による多地点制御遠隔講義システムを利用した日本語と英語による総合農学概論、英語を母国語とする教員による科学英語を実施します。また、インターンシップの実施や国際学術集会(学会)での発表によっても単位を認めています。 〈成績評価〉 すべての授業科目において、客観的な評価基準に基づいて、筆記試験・口頭試問・レポートなどにより総合的かつ厳格な成績判定を実施します。(知識・発見・理解) 1. 農学と環境及び関連諸科学での一般的な専門知識を持って、当該専門領域における諸課題を発見・理解して、解決するために、それぞれの分野の情報収集・分析の能力を備えており、単独あるいはグループで研究できる技術的能力を具備している。(倫理・実践) 2. 生物資源生産学、生物資源利用学、生物環境保全学および関連諸科学の研究に対する理解に基づいた高度な倫理性を持ち、科学的基盤に基づいて農学と環境及び関連諸科学の研究と教育を実践することができる。(情報発信) 3. グローバルな諸課題に自ら積極的に取り組むことができ、学び研究して得た知的成果を世界に向けて発することのできる情報発信能力を備えている。(思考・判断・表現・コミュニケーション) 4. 科学的な思考力、客観的な判断力を持っており、大局的で幅広い見方や考え方ができて、豊かな表現力と高度なプレゼンテーション能力及び幅広いコミュニケーション能力を有している。カリキュラム・ポリシー

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