理学部案内2024
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https://www.pros.ehime-u.ac.jp/https://www.ehime-u.ac.jp/about/ehime-u-museum/沿岸環境科学研究センター学術支援センター愛媛大学ミュージアムhttps://www.adres.ehime-u.ac.jp/bumon/01/gaiyo.html (物質科学研究支援部門)http://www.cmes.ehime-u.ac.jp/PROSは工学、医学、理学、農学領域の研究者による14部門で構成され、タンパク質の働きを分子、細胞、個体レベルで包括的に研究しています。様々な生命維持の機構や病気の成り立ちを分子レベルで解明するとともに、がん、自己免疫病などの難病の新しい診断・治療法の開発を目指しており、このうち、生体超分子研究部門および生体分子工学部門が、化学コースの教育を担当しています。生体超分子研究部門では、生命活動の基盤となる光合成における複合体タンパク質の機能を原子レベルで明らかにし、効率良い人工システムへの応用の基盤となる新たな知見をもたらすことを目指して研究に取り組んでいます。また、生体分子工学部門では、タンパク質の設計図である核酸(DNA、RNA)やタンパク質・核酸が協奏的に働く生命システムに注目し、創薬を指向した機能性生体分子や人工細胞、あるいは有用なバイオテクノロジーを創出する研究を行っています。愛媛大学ミュージアムは、本学が蓄積してきた様々な資料や研究成果を一般の方々、特に若い世代にわかりやすく伝えることを目的とした施設です。知的刺激に満ちた常設展示は、「進化する宇宙と地球」、「愛媛の歴史と文化」、「生命の多様性」、「人間の営み」の4ゾーンの構成です。その他、企画展示スペースでは、夏の「昆虫展」や様々な興味ある企画展を随時開催しています。総勢6名の専任スタッフが、全学の教職員および学生に機器の測定サービスや機器使用のサポートを行っています。専任の教員3名は、化学コースの教員組織に属し、学部および大学院の教育を分担するとともに、新規生理活性物質の探索と合成、有機デバイス作成に向けた物性転換色素の開発、リチウム二次電池用次世代正極活物質の開発などの研究のテーマを持ち、センター設置の機器を駆使した研究を行っています。この図は最近解析に成功したポルフィリン色素3量体のステレオ図です。平面のポルフィリン分子が互いに重なり合っているのが見えるでしょうか?本センターは、沿岸の環境や生態系の研究、外洋や陸域も含めた広汎な化学汚染と毒性の研究、ヒト・動物・環境の健康を包括的に守るヘルス研究を、学際的かつ機動的に推進している組織です。世界各地から採取した野生生物や土壌など約12万件の試料を保管・管理し、学内外の研究機関に提供するための施設「生物環境試料バンク」も備えています。また、海洋調査には、調査実習船「いさな(14t)」が活躍しています。センターが母体となる共同利用・共同研究拠点「化学汚染・沿岸環境研究拠点(LaMer)」が平成28年度と令和4年度に文部科学省の認定を受け、今後、化学汚染・沿岸環境研究を推進するとともに、新分野創成・異分野融合研究やアジア環境問題共同研究を展開することにより、さらなる発展を目指しています。30CMESPROSADRESEUMCenter for Marine Environmental StudiesProteo-Science CenterプロテオサイエンスセンターAdvanced Research Support CenterEhime University Museum

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