愛媛大学生物科学奨励賞
「愛媛大学生物科学奨励賞」は、元沿岸環境科学研究センターの鈴木聡教授(現名誉教授)から「生物科学関連分野で、独創的な研究を行っている若手研究者を奨励したい」と、「愛媛大学若手研究者支援基金」にご寄附いただいた寄附金を原資に令和元年度に創設されたものです。受賞者には、研究経費として奨励金10万円等が支給されます。
令和6年度募集内容
対象者
現在、広義の生物科学関連分野の研究に従事し、以下のいずれかに該当する、令和7年3月31日において40歳未満の者で、将来、研究者としての発展が期待できる個人
(1)愛媛大学大学院博士課程に在学中の者(ただし、区分制の場合は後期課程に限る)
(2)愛媛大学に在職中の者(常勤、非常勤を問わない)
(3)愛媛大学を卒業(修了)し、学外機関に在職中の者
応募期間
令和6年6月12日(水)~令和6年8月20日(火)17時必着
令和5年度募集内容
※令和5年度の募集は終了しました。
対象者
現在、広義の生物科学関連分野の研究に従事し、以下のいずれかに該当する、令和6年3月31日において40歳未満の者で、将来、研究者としての発展が期待できる個人
(1)愛媛大学大学院博士課程に在学中の者(ただし、区分制の場合は後期課程に限る)
(2)愛媛大学に在職中の者(常勤、非常勤を問わない)
(3)愛媛大学を卒業(修了)し、学外機関に在職中の者
応募期間
令和5年6月19日(月)~令和5年8月25日(金)17時必着
令和5年度選考結果
この度、選考委員会による厳正な審査の結果、令和5年度の受賞者が下記のとおり決定いたしました。
1.受賞者
愛媛大学先端研究・学術推進機構
学術支援センター医科学研究支援部門
講師 佐伯 法学
2.選考理由
直近5年間の研究業績として、英文原著論文10編(うちIF 5以上4編)、うち筆頭著者として、Journal of Clinical Investigation誌、Cell Communication And Signaling誌 (共にIF 5以上)に1編ずつ発表するなど、大変優れた研究業績を残している。
研究構想は、これまで長らく不明であった、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症などといった自己免疫疾患の性差メカニズムを、マクロファージに発現する性ホルモン受容体の機能解析を中心として解明を目指す、非常に独創的かつレベルの高いものである。さらにその研究成果は、自己免疫疾患に共通して適用できる革新的な創薬あるいはオーダーメイド治療・予防法の開発など、社会的にも大きな波及効果をもたらすものと期待できる。
国際学会における発表にも積極的に取り組んでおり、今後の研究の発展とともに、国際的な活躍も十分に期待できる。
3.選考委員
岸田 太郎 農学研究科教授
朝日 剛 理工学研究科(工学系)教授
令和4年度募集内容
※令和4年度の募集は終了しました。
対象者
現在、広義の生物科学関連分野の研究に従事し、以下のいずれかに該当する、令和5年3月31日において40歳未満の者で、将来、研究者としての発展が期待できる個人。
(1)愛媛大学大学院博士課程に在学中の者(ただし、区分制の場合は後期課程に限る)。
(2)愛媛大学に在職中の者。(常勤、非常勤を問わない。)
(3)愛媛大学を卒業(修了)し、学外機関に在職中の者。
応募期間
令和4年6月20日(月)~令和4年8月26日(金)17時必着
令和4年度選考結果
この度、選考委員会による厳正な審査の結果、令和4年度の受賞者が下記のとおり決定いたしました。
1.受賞者
愛媛大学理工学研究科
助教 山上 龍太
2.選考理由
直近5年間の研究業績として、英文原著論文11編(うちIF5以上5編)、うち筆頭著者として、PNAS誌2編、Nat Commun誌1編、NAR誌1編を含む8編(うちIF5以上4編、共同筆頭著者含む)を発表するなど、大変優れた研究業績を残している。
研究構想については、RNAの成熟過程や転写後修飾によるRNAの構造的ダイナミクスと遺伝子発現制御の関係性を明らかにするとともに、特定の触媒機能を持った人工RNAを創出することで、RNAの構造機能変化による遺伝子発現制御機構を解明することを目標としており、非常に独創的かつレベルの高い研究である。さらに、人工 RNAの核酸医薬品への展開など、研究構想が実現した場合は多分野に大きな波及効果が期待できる。
国際共同研究にも積極的に取り組んでおり、今後の研究の発展とともに、国際的な活躍も十分に期待できる。
3.選考委員
菅原 卓也 農学研究科教授
座古 保 理工学研究科(理学系)教授
令和3年度募集内容
※令和3年度の募集は終了しました。
対象者
現在、広義の生物科学関連分野の研究に従事し、以下のいずれかに該当する、令和4年3月31日において40歳未満の者で、将来、研究者としての発展が期待できる個人。
(1)愛媛大学大学院博士課程に在学中の者(ただし、区分制の場合は後期課程に限る)。
(2)愛媛大学に在職中の者。(常勤、非常勤を問わない。)
(3)愛媛大学を卒業(修了)し、学外機関に在職中の者。
応募期間
令和3年6月10日(木)~令和3年8月27日(金)17時必着
<別添>
令和3年度選考結果
この度、選考委員会による厳正な審査の結果、令和3年度の受賞者が下記のとおり決定いたしました。
1.受賞者
愛媛大学沿岸環境科学研究センター
助教 鈴木 康嗣
2.選考理由
直近5年間の研究業績として、英文原著論文11編(IF 5以上9編)、うち筆頭著者1編、共同筆頭著者1編、共同責任著者1編であり、優れた研究業績をあげている。特に、直近2年間の論文数は6編であり、活発に活動している。研究構想については、蚊ゲノムの内在性ウイルス配列による抗ウイルス作用が、蚊の産卵に悪影響を及ぼすウイルスの感染を抑制する機構を解明することで、内在性ウイルス配列の存在意義を分子、個体、集団レベルで明らかにすることを目標としており、独創的かつレベルの高い研究である。国際共同研究にも積極的に取り組んでいることから、今後の研究の発展とともに、国際的な活躍も十分に期待できる。
3.選考委員
菅原 卓也 農学研究科教授
座古 保 理工学研究科(理学系)教授
金川 基 医学系研究科教授
令和2年度募集内容
※令和2年度の募集は終了しました。
対象者
現在、広義の生物科学関連分野の研究に従事し、以下のいずれかに該当する、令和3年3月31日において40歳未満の者で、将来、研究者としての発展が期待できる個人。
(1)愛媛大学大学院博士後期課程に在学中の者。
(2)愛媛大学に在職中の者。(常勤、非常勤を問わない。)
(3)愛媛大学を卒業(修了)し、学外機関に在職中の者。
応募期間
令和2年6月11日(木)~令和2年8月28日(金)17時必着
<別添>
令和2年度選考結果
この度、選考委員会による厳正な審査の結果、令和2年度の受賞者が下記のとおり決定いたしました。
1.受賞者
愛媛大学医学部附属病院
講師 吉野 祐太
2.選考理由
2016年以降、すべて筆頭著者として英文原著論文12編 (うち4編はIF4以上)を国際誌に発表している。極めて優れた研究業績をあげており、その遂行能力が高く評価できる。研究構想は、ヒト試料から得たエクソソーム、培養細胞・モデル動物、死後脳を用いた幅広いアプローチにより精神疾患の分子機構を解明するという独創的かつ高いレベルのものである。これまでに、短期間の海外留学で成果を出すなど、国際共同研究の実績も十分あり、さらなる研究の発展および国際的な活躍が大いに期待できる。
3.選考委員
大澤 春彦 医学系研究科教授
座古 保 理工学研究科(理学系)教授
井原 栄治 理工学研究科(工学系)教授
小林 括平 農学研究科教授
令和元年度募集内容
※令和元年度の募集は終了しました。
対象者
現在、広義の生物科学関連分野の研究に従事し、以下のいずれかに該当する、令和2年3月31日において40歳未満の者で、将来、研究者としての発展が期待できる個人。
(1)愛媛大学大学院博士後期課程に在学中の者。
(2)愛媛大学に在職中の者。(常勤、非常勤を問わない。)
(3)愛媛大学を卒業(修了)し、学外機関に在職中の者。
応募期間
令和元年6月13日(木)~令和元年8月30日(金)17時必着
<別添>
令和元年度選考結果
選考委員会による厳正なる審査の結果、下記のとおり受賞者を決定いたしました。
1.受賞者
愛媛大学大学院農学研究科生命機能学専攻
助教 渡邊 康紀
2.選考理由
直近5年間の研究業績として、英文原著論文10編、うち単独筆頭著者3編(1編はNatureCommun誌に掲載)及び共同筆頭著者2編(1編はMol Cell誌に掲載)があり、十分な実績を示してきた。さらに、本学着任後も上席者との共同研究で直ちに成果をあげており遂行能力が高く評価できる。
研究構想について、専門の結晶構造決定技術と独自の実績を生かし、生命現象全般に迫れる可能性のある重要な課題を取り上げている。さらに、創薬への応用も期待され、今後の研究の発展及び国際的な活躍が十分に期待できる。
3.選考委員
大澤 春彦 医学系研究科教授
座古 保 理工学研究科(理学系)教授
小林 括平 農学研究科教授
茂木 正樹 医学系研究科教授