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重要なお知らせ

愛媛大学×SDGs

学長挨拶

 今、注目を集めているSDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」のことです。「誰一人取り残さない社会」を2030年までに実現するため、貧困、教育、エネルギー、経済成長、気候変動など、17分野の多岐にわたるゴールと、169の具体的なターゲットが示されており、わが国でも政府、自治体、企業等において、関連した様々な取組が行われています。

 愛媛大学は、大学憲章に「学生中心の大学」 「地域とともに輝く大学」 「世界とつながる大学」を創造することを基本理念に掲げており、地域に立脚する総合大学として、教職員や学生による様々な活動を展開しています。これらの学術研究活動は、世界や地域に横たわる社会的課題の解決を目指している点においてSDGsの行動目標と多くの接点を持ち、深くつながっています。こうした背景を踏まえ、大学構成員のモチベーションをさらに高めるとともに、本学におけるSDGs活動をよりシステマティックに推進していくため、「愛媛大学SDGs推進室」(室長:西村勝志副学長)を全学組織として設置しています。

 現在、世界は、新型コロナウィルスによる感染症という未曾有の困難に向き合っています。人類がこの困難に打ち克ち、今後も存続し続けるためにも、私たちがSDGsの17のゴールを身近に感じ、自分なりに可能な取組みを行うことが不可欠です。

 愛媛大学は、今後とも、このSDGs推進室を中心として、SDGsのシーズを掘り起こし、生まれた活動成果を社会に向けて積極的に発信していく所存です。皆さまの温かいご理解とご支援お願い申し上げます。

愛媛大学長  仁科 弘重

TOPICS

SDGsに関するTOPICS

イベント

愛媛大学SDGs推進室について

組織について

 愛媛大学SDGs推進室は、学長の下、全学組織として各学部・機構との連携を深めながら、これまで学生や教職員の個別の活動となっていたSDGsに関する様々な取組について、大学全体として推進します。
 SDGs推進室の構成員は、分野や学問領域を超えて、主体的にSDGs活動を実施している教員により構成され、それぞれがSDGs達成に向けて挑戦しています。例えば、正課教育として共通教育科目「SDGs-グローカル未来創成入門」を開講し、持続可能な社会の担い手を育成しているほか、西条市自治政策研究所の政策形成アドバイザーとして健康寿命の延伸に取り組むなど、学内外において幅広い活動を展開しています。

取組について

 本学の教育、研究、社会連携、国際連携の諸活動に係るイベントを広く支援対象として、SDGs推進室がイベントの共催・後援を行うとともに、財政的な支援をしています。また、学外においては多様なステークホルダーの皆様とパートナーシップを構築し、SDGs達成に向けて様々な取組を行っています。令和2年5月には、松山市及びその近郊におけるSDGsの推進を図ることを目的として、松山市SDGs推進協議会に入会し、同協議会と協働体制を構築しました。今後も様々な企業・自治体との連携を予定しています。

室長メッセージ

 Think Globally, Act Locally
    Think Locally, Act Globally

 愛媛大学SDGs推進室は、愛媛大学のSDGs活動を、地域や世界に向けて大学全体として推進していきます。そのため、推進活動の土台づくりとして、これから取り組むべきSDGs活動及びその方向性を全学的視点から議論を続けています。地域や世界に向けたSDGsの啓蒙・活動を積極的に実施し、SDGsの活動成果を積極的にアピールすることで、大学の存在感を示していきます。

 SDGsを達成するためには、地球規模で考えて解決すべき諸問題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組むことが必要となります。我々みんなの熱い思いが人々を動かし、一人ひとり努力することが、より良い社会を創り上げることに繋がります。SDGs推進室は、愛媛大学でなければできないことはなにかを考えながら、地域ステークホルダーとの協働行為により、より大きな成果を求めて邁進していきます。

愛媛大学SDGs推進室長  西村 勝志