愛媛大学はこのたび、文部科学省の「国立大学経営改革促進事業」および「研究開発マネジメント人材に関する体制整備事業」に採択されました。
■国立大学経営改革促進事業
(事業の目的)
本事業は、国立大学における経営改革の実装を促進し、各大学のミッションに基づく強み・特色ある教育研究活動を通じて、社会的インパクトを創出する大学を重点的に支援するものです。
(愛媛大学の取組)
本学では、これまで分散していた企画・戦略部門を一元化します。これにより、大学全体の経営改革を強力に推進するとともに、多様な専門性を有する経営人材としてUA(University Administrator)制度を導入し、学内の多様な知識と専門性を統合する「総合知」に基づく横断的な経営戦略を再構築します。
■研究開発マネジメント人材に関する体制整備事業
(事業の目的)
本事業は、研究開発マネジメント人材の活躍促進と、全国の大学における研究力強化を目的とし、人材の量的拡充と質的向上、さらに適切な処遇やキャリアパスの確立を支援するものです。
(愛媛大学の取組)
本学では、研究力向上戦略として次の4つの柱を中心に取組を進め、研究者が創造的な研究に専念できる環境を整えるとともに、研究力を基盤とした持続的な経営体制の確立を目指します。
- URA(リサーチ・アドミニストレーター)や産学連携コーディネーター等を多様な専門性を有する経営人材(UA)として位置づけ、育成制度・キャリアパスを整備
- 一元化した企画・戦略部門に研究開発マネジメント人材を配置し、全学的な研究戦略の立案・実行を担う司令塔機能を確立
- 研究シーズの事業化支援や地域産業との連携強化を通じ、イノベーション創出を加速
- 輸出管理、技術流出防止、研究インテグリティの確保など、包括的な研究セキュリティ体制を構築
愛媛大学は、「経営改革」と「研究マネジメント人材基盤の強化」を一体的に推進し、経営力と研究力の両輪による大学の持続的発展と、社会への新たな価値創出を目指します。
参考HP
文部科学省「研究開発マネジメント人材に関する体制整備事業」
審査結果
<研究・産学連携推進機構>