このたび、科学技術振興機構(JST)が管理法人をつとめる、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)課題「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」に、愛媛大学大学院理工学研究科 全 邦釘 准教授のプロジェクトが採択されました。
SIP とは、府省・分野の枠を超えた横断型のプログラムで、総合科学技術・イノベーション会議が対象となる課題を特定し、予算が重点配分されるものです。
近年、橋梁の補強や補修が老朽化に伴う劣化・損傷に追いついておらず、災害時などに落橋のような重大事故が起こりえる状態となっていることが問題視されています。今回採択されたプロジェクトでは、特に地方自治体が管理する橋梁に着目し、①重大事故が発生するリスクの定量的評価手法、②落橋のような重大事故を避けるための点検・維持管理技術の地方自治体への導入、③技術者の技術力向上のための教育手法開発、の取組みを行い、地方自治体の災害耐性・安全性向上に努めます。
研究開発課題名
「重大事故リスクに着目した地方自治体支援システムの開発」
研究責任者
愛媛大学大学院理工学研究科 准教授 全 邦釘