未来の愛大生へ

2025.12.08
データサイエンスで環境イノベーションを普及させよう!

入江 賀子准教授

●社会共創学部環境デザイン学科
●環境経済学、環境政策

みなさん、データサイエンスで評価した素晴らしい環境イノベーションを愛媛に呼び込んだり、愛媛のイノベーションを他地域に普及したりしていきませんか。

私は、農山漁村の再生可能な資源エネルギー、森林・海洋の生物資源による脱炭素などの環境イノベーション(新しい取組、管理方法、資源エネルギー技術)を、地域のサステナビリティを高める形でどう取り組んでいくのが良いのかを、日本や世界の事例をもとに研究しています。また、大阪公立大学経営学研究科CSV経営研究プログラムと協働し、環境イノベーションを地域に普及する取組も始めています。イノベーションの環境価値については、理学部の佐藤研究員(プロジェクトリーダー、元理工学研究科教授、愛媛県環境創造センター 所長)との協働も開始し、脱炭素や生態系など良い環境影響があることを確認する形で検討しています。さらに、その上で、イノベーションがもたらす経済社会への影響を分析しています。この分析の部分で、プログラミング、計量経済、統計など、データサイエンスのスキルが必要になります。

ご存じと思いますが、データサイエンスは、多様な取組や活動で使うことのできる、学生時代に学ぶべき最も強力なスキルの一つです。また、現地で環境イノベーションの取組や活動に触れ、その仕組みや課題を知ったり、課題解決のために幅広い産業の知識や政策を理解したりして、データサイエンスでいうところの「ドメイン知識」も学生時代から身につけていただきたいと思います。社会課題の解決を目指す価値ある取組に、みなさんも参加しませんか?

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