愛媛大学について

学長紹介

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メッセージ

 大橋裕一前学長のあとを引き継ぎ、この4月から愛媛大学長に就任いたしました仁科弘重です。よろしくお願いいたします。

 愛媛大学は、第3期中期目標期間(平成28年度から令和3年度)において、「輝く個性で地域を動かし世界とつながる大学」を創造することを理念とし、「地域を牽引し、グローバルな視野で社会に貢献する教育・研究・社会活動を展開する」というビジョンを掲げ、さまざまな活動を展開してまいりました。組織的には、それぞれの学術領域の教育研究を担う7つの学部と、地域にある大学としての機能を担う4つの機構(教育・学生支援、先端研究・学術推進、社会連携推進、国際連携推進)とによって、地方大学の役割を果たしてきました。

 現在、人口減少や少子高齢化、地球環境問題の深刻化という中長期的課題に加えて、2011年の東日本大震災以降頻発する自然災害、そして、現下の新型コロナウイルスによる感染症拡大など、本質的かつ深刻な問題が私たちの前に立ちはだかっており、新たな価値観の創造も含めて、社会システムの再構築が求められています。少し極端に言えば、人類の生存のためには、Sustainableな(持続可能な)社会と、Resilientな(復元力のある)地域社会を、早急に構築する必要があります。私たちは、Society 5.0やDX(デジタルトランスフォーメーション)という新たな考え方や技術も利用して、これらの課題に取り組んでいく必要があります。

 地域に立脚する国立大学として、愛媛大学は、有為な若年人材の輩出と学術の振興に加え、地域創生への貢献も求められています。愛媛大学は、地域産業のイノベーションへの参画、社会人リカレント教育、地方への移住やリモートワークの普及など働き方の多様化への係わり、保有する知的財産の活用と産学官金民連携による新産業の創出、地域文化の再評価と発信など、さまざまな取組みによって地域創生に貢献し、地域における「知の拠点」としての機能を果たしてまいります。

 教育面においては、「学生は、今後60年間を生き続ければならない」ことを再確認し、そのために、学生には、新たな社会システムに柔軟に対応し、自分の生き方や働き方を自身で設計・実行できる「自立した個人として生きていく能力」、そして、「さまざまな災害から自らを守る力」を身に付けてもらうことが必要だと考えています。

 私の考える基本方針は、組織のDiversity(多様性)化を進め、地域における「知の拠点」として、Sustainableな社会、Resilientな地域社会の構築に貢献することです。これからも、愛媛大学をご支援いただきますよう心よりお願い申し上げます。

令和3年4月1日
愛媛大学長  仁科 弘重

プロフィール

生年月日1954年生まれ
学 位農学博士
略 歴1998年4月   愛媛大学農学部教授
2011年4月   愛媛大学農学部長(2015年3月まで)
2012年4月   愛媛大学植物工場研究センター長(2020年3月まで)
2015年4月   愛媛大学理事・副学長(2021年3月まで)
2017年10月  日本学術会議会員
2021年4月   愛媛大学長
専門分野農業環境工学、植物工場