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沿岸環境科学研究センターの神田宗欣さんと坂田真有美さんが第22回内分泌撹乱化学物質学会研究発表会で優秀学生発表賞を受賞しました【12月13日(木)】

 令和元年12月12日(木)~13日(金)、東京大学弥生講堂で開催された第22回内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)学会研究発表会で、沿岸環境科学研究センター(CMES)化学汚染・毒性解析部門 環境毒性学研究室(岩田久人教授)の神田宗欣さん・坂田真有美さん(理工学研究科博士前期課程)が、発表会で優れた発表をした学生に授与される森田賞を受賞しました。

 神田さんは、「Cardiovascular toxicity assessment of tris (2-chloroethyl)phosphate (TCEP) in ex-ovo chicken embryos」と題した口頭発表をおこないました。神田さんの研究では、近年世界中で使用が拡大している有機リン系の難燃剤の一種、TCEPが鳥類胚に与える影響をニワトリ胚の殻なし孵化装置を用いて詳細に調べ、心臓血管系に顕著に影響が生じる点を明らかにしました。
 坂田さんは、「Assessment of in vitro transactivation potencies of chicken estrogen receptor α by bisphenol analogs」という演題でポスター発表をおこないました。坂田さんは、プラスチック製品等に含まれているビスフェノール類縁化合物がニワトリのエストロゲン受容体の遺伝子転写活性化能に与える影響をインビトロ実験法で解明しました。

 両発表ともに、大会に参加した学会理事・実行委員による審査を経て、発表要旨や発表の明快さ、質疑応答の的確さなどが評価され、今回の受賞に至りました。

受賞した神田宗欣さん・坂田真由美さん

<沿岸環境科学研究センター>