このたび、愛媛大学は、文部科学省の「令和7年度特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業」に採択されました。
特定分野に特異な才能のある児童生徒は、その才能や認知・発達の特性等がゆえに、学習上・学校生活上の困難を抱えることがあると指摘されています。しかし、これまで我が国の学校において、特異な才能のある児童生徒を念頭においた支援の取組は十分に行われてきませんでした。文部科学省では、令和7年度より、こうした児童生徒への支援方策を開発し推進するため、多様性を認め合う個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実の一環として、次の(1)~(3)に掲げる特異な才能のある児童生徒に対する支援に関する取組を実施します。
特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業
(1) 学校と連携した学習・支援プログラムの提供及び評価の在り方に関する実証研究
(2) 学校と連携した地域単位の相談支援体制の構築等に関する実証研究
(3) 全国単位の相談支援体制の構築等に関する実証研究
本学は、上記取組のうち、(1)及び(3)で2件採択され、(1)の取組においては愛媛大学教育学部附属小学校及び、附属中学校が研究協力校となります。
令和7年度に採択されたのは(1)~(3)で5団体であり、そのうち2団体は本学が占めることとなりました。令和7年4月1日に設置された愛媛大学教育学部附属才能教育センター(EU-GATE)を中心に、次期学習指導要領の改訂へ向けた実証研究に取り組むこととなり、理論的基盤と実践的指針、成果の波及が期待されます。
参考Webサイト
令和7年度と規定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業採択団体について
<教育学部>