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大学院理工学研究科の菅野優海さんが「第39回若手化学者のための化学道場」で優秀ポスター賞を受賞しました。【9月27日(土)】

令和7年9月26日(金)~27日(土)、にぎたつ会館で開催された「第39回若手化学者のための化学道場」において、大学院理工学研究科博士前期課程2年生の菅野優海さん(有機化学研究室に所属)が「優秀ポスター賞」を受賞しました。

発表題目は、「2つのアズレン骨格を有するアザコロネン類の合成と物性」で、大学院理工学研究科の髙瀬雅祥教授らのグループで行われた研究成果です。

菅野さんは、2つのアズレンとピロールから構成される3種類のアザコロネン類を合成し、アズレンの置換位置が電子構造や酸化還元特性におよぼす影響を調査しました。単結晶構造解析により新規π電子系分子の分子構造(結合長やねじれ角など)を明らかにするとともに、酸化種のスピン多重度や芳香族性といった電子状態を理論計算とあわせて検討しました。これにより、アズレン導入による電子共鳴構造の制御指針を示し、今後の機能性π共役系分子設計への展開が期待されます。
これらの研究成果及び発表に対する質疑応答が高く評価され、優秀ポスター賞の受賞に至りました。

第39回若手化学者のための化学道場HP (優秀ポスター賞の選考結果)
http://chem.sci.ehime-u.ac.jp/~orgchem1/program.html

<大学院理工学研究科>