お知らせ

仁科学長がインドネシアの協定校であるガジャマダ大学を訪問しました【10月15日(水)~17日(金)】

令和7年10月15日(水)から17日(金)に、仁科弘重学長が、インドネシアの大学間交流協定校であるガジャマダ大学を訪問しました。

ガジャマダ大学は、19学部と1大学院などから成るインドネシアを代表する総合大学で、本学とは平成19年に大学間の学術交流協定と学生交流覚書を締結しています。協定締結以降、両大学間では、SUIJI(Six-University Initiative Japan Indonesia)コンソーシアムによる学生相互派遣プログラムや、理工学研究科工学系におけるダブルディグリープログラム、共同研究、若手教員の学位取得のための受入れなど、多岐にわたる交流を実施、展開してきました。

10月16日(木)、仁科学長は、同大学本部棟において、オファ エミリア(Ova Emilia)学長を表敬訪問しました。表敬訪問には、愛媛大学から仁科学長のほか、小林修学長特別補佐(国際連携)、国際連携推進機構の島上宗子教授らが、ガジャマダ大学からオファ学長のほか、ダナン スリ ハドゥモコ(Danang Sri Hadmoko)副学長、ティヤス イクサン ヒクマワン(Tyas Ikhsan Hikmawan)国際関係機構長、ミルワン ウシャダ(Mirwan Ushada)研究機構長、エニ ハルマヤニ(Eni Harmayani)農業技術学部長、ブディ スティアディ ダルヨノ(Budi Setiadi Daryono)生物学部長、ディディ アフジャリ(Didi Achjari)経済経営学部長らが出席しました。本学がJV-Campus(※1)上で公開予定のオンライン講義や、大学の地域連携、学生インターンシップ、共同研究資金などについて意見交換を行いました。

表敬訪問に先立ち、15日(水)には、農業技術学部において、エニ学部長を訪問し、同学部内の植物工場施設を視察しました。また、同学部において開催された「スマート技術と人工知能に基づく農業技術研究コンソーシアム」実務者会議の報告を受けました。このコンソーシアムは、スラバヤ工科大学、ガジャマダ大学、ボゴール農業大学、ウダヤナ大学、インドネシア国立研究革新庁などから構成される研究コンソーシアムで、本学農学研究科の羽藤堅治教授、イスラム パーヴェス准教授も携わっています。

17日(金)には、プクロン プロゴ県のワテス(Wates)キャンパスにある同大学のファブラボ(※2)施設FabLab Jogjaを視察しました。この施設はJICAの支援を受け令和4年に設置されたもので、キャンパス内には職業訓練学校や植物工場、地域の中学校、高校もあります。施設運営に携わるアディ ジョコ グリトノ(Adi Djoko Guritno)教授、アグスチヌス ウィナルノ(Agustinus Winarno)講師らから、地域が抱える課題解決のために大学が行っている貢献活動などについて説明を受け、意見交換を行いました。

本学は、今後もガジャマダ大学との大学との多岐にわたる交流を継続、発展させていく予定です。

<学長室、国際連携推進機構>

※1 JV-Campusは、日本発のオンライン国際教育プラットフォーム「Japan Virtual Campus」の略称。

※2 3Dプリンタやレーザーカッターなどデジタル制御された多様な工作機械を取り揃えており、モノをつくる技術を地域住民が身につけることで、個人や地域レベルの課題を住民自身が解決できるようになるための市民参加型の次世代実験工房のこと。2002年、マサチューセッツ工科大学(MIT)から広がった取組で、世界的なネットワークもその特徴のひとつ。