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プロテオサイエンスセンター(PROS)の柳原裕太特定助教と今井祐記教授が記者説明会「骨の成長を適切に調節する新たなメカニズムを解明」を実施しました【10月31日(金)】

令和7年10月31日(金)、愛媛大学医学部にて、記者説明会「骨の成長を適切に調節する新たなメカニズムを解明」を実施しました。

プロテオサイエンスセンター病態生理解析部門・大学院医学系研究科病態生理学講座の柳原裕太特定助教、今井祐記教授から後天的な遺伝子発現制御を司るDNAメチル基転移酵素(Dnmt1)が成長板軟骨細胞のエネルギー代謝の調節を介して骨の伸長を適切に制御していることについての説明がありました。

本研究は、遺伝的要因だけでなく、後天的な要因(栄養の種類等)により軟骨細胞の機能を制御して骨の長さを決定することを提示しており、骨の発育不良や変形性関節症などの予防・治療方法の開発につながることが期待されます。

なお、あわせて実施したラボ見学ツアーでは、今井教授から、本研究に使用された機器の紹介や、研究の過程についての説明が行われました。

本研究成果は、Nature Researchが発行する「Nature Communications」の電子版に、令和7年11月4日(火)(日本時間)に公開されました。

<論文>https://www.nature.com/articles/s41467-025-65145-9

<プロテオサイエンスセンター>