令和7年9月21日(日)、22日(月)に新潟大学で開催された「日本作物学会第260回講演会」にて、大学院農学研究科食料生産学専攻知能的食料生産科学特別コース作物学研究室2年生の小野みいなさんが優秀発表賞を受賞しました。
発表題目は、「ハダカムギにおける茎数制限が個体茎数、硝子率および子実タンパク質含有率に及ぼす影響」で、農学研究科の畠山友翔助教および荒木卓哉教授と取り組んだ成果です。
ハダカムギの品質評価項目の一つである硝子率は、値が高まると、精麦白度の低下や搗精時間の増加をもたらすため、硝子率を低減する栽培技術の確立が求められています。また、硝子率と子実タンパク質含有率(GPC)との関係が多数報告されていますが、その関係性については不明瞭なままでした。小野さんは、GPCよりも個体当たり茎数の方が硝子率への影響が大きいこと、栽植様式及び肥培管理による茎数制限処理が低硝子率化に有効であることを明らかにしました。
この研究成果と発表に対する質疑応答が高く評価され、受賞に至りました。


<大学院農学研究科>
