令和7年9月21日(日)~25日(木)に北海道大学函館キャンパスで開催された日本海洋学会2025年度秋季大会において、沿岸環境科学研究センター(CMES)生態・保健科学部門の海洋分子生態学研究室に所属する恵美羽奏さん(農学研究科生物環境学専攻・環境保全学コース修士2年)が、「若手優秀発表賞」を受賞しました。
恵美さんの発表題目は「プラスチックへの生物付着とそれによる沈降可能性の評価」で、理工学研究科博士前期課程修了生のAyunda Ainun Nisaさん、沿岸環境科学研究センターの大林由美子 講師、先端研究高度支援室の吉江直樹准教授、理工学研究科の日向博文教授とともに取り組んだ研究の成果です。
参考 日本海洋学会2025年度秋季大会若手優秀発表賞受賞者一覧
本研究では、本来海水よりも比重の小さいポリエチレンやポリプロピレンなどの軽いプラスチックが海底堆積物から検出されている事実をふまえ、海洋でのプラスチックの挙動における生物付着の効果を実海洋でのプラスチック浸漬実験で評価しました。実験の結果、ポリエチレンもポリプロピレンも、一定期間海洋表層に浮遊する間にその表面に生物付着が発達し、その結果沈降しやすくなることが示されました。発表では、プラスチック表面での生物付着の発達の様子とそれに伴う密度(プラスチックと付着物の総体としての密度を実測)の変化を詳細に示したうえで、時期(季節)・浸漬期間(1ヶ月~10ヶ月)による違い、環境要因と生物付着発達の関係を論じ、受賞に繋がりました。
<沿岸環境科学研究センター>

