令和7年10月6日(月)から令和8年2月9日(月)まで、本学国際連携推進機構において、独立行政法人国際協力機構(JICA)課題別研修「地域アグリビジネス振興のためのフードバリューチェーン構築」を実施しました。本研修は、フードバリューチェーン(※)関連業務に従事する中南米諸国の産官学関係者を対象とした課題別研修です。
今年度は、これまで本学が受託したJICA課題別研修の中では国数・研修員数共に最多となる中南米のスペイン語圏12カ国から15人の研修員が参加しました。本研修は、オンラインでの事前研修と事後研修に加え、来日しての対面研修にて構成されます。今年度の来日研修は、昨年度より研修期間を2日増やして4週間実施しました。来日した研修員は、愛媛大学での座学講義に参加したほか、松山市の商店街や卸売市場・小売店、宇和島市、西予市、八幡浜市、興居島などを訪問し、現場体験や地域探索を通じて、愛媛県内におけるフードバリューチェーン構築の成功事例を学びました。これらの視察には、昨年度と同様に、愛媛県内の農業、畜産業、水産業に携わる官公庁、企業、団体、個人経営者の皆様にご協力いただきました。
また、来日研修に加え、オンラインでの事前研修を実施したことによる相乗効果、水産業と農業にフォーカスしたフードバリューチェーンの現地視察先の追加や配置、更に見取図・相関図による現地視察先のフードバリューチェーンにおける位置付けの確認や視察後の振り返り時間の充実、中間での活動計画の作成などにより、研修員にとって非常に有意義な研修となりました。さらに、日本の文化や伝統に触れる機会も提供することができました。研修員は、来日研修で得た経験や知見をもとに、自国で実施可能な活動計画を作成したうえで、帰国から3週間後と2か月半後の2回にわたりオンライン事後研修を実施し、本学教員との意見交換を通じて、自国での活動の進捗状況や今後の計画を確認しました。今年度の事後研修は、昨年度と同様に2回行い、更に実施時期を見直したことにより、研修員の活動計画はこれまでより更に具体的な進捗が見られる結果となりました。
今後、研修員は本研修で得たフードバリューチェーンに関する知識や経験を活かし、それぞれの母国の課題解決に向けた活動を継続していくことが期待されます。
国際連携推進機構は、今後もJICAや国際機関等との連携を強化し、国際協力および国際貢献を推進してまいります。


(漁業に関するフードバリューチェーン)

(農業に関するフードバリューチェーン)



※フードバリューチェーン:農林水産品・食品に関連する生産から消費までの流通工程において発生する付加価値の繋がり
<国際連携推進機構>
