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大学院農学研究科の板橋衛教授が「日本協同組合学会学術賞」を受賞しました【5月29日(土)】

 令和3年5月29日(土)、オンラインで開催された「日本協同組合学会第39回春季大会」において、大学院農学研究科の板橋衛教授が「日本協同組合学会学術賞」を受賞しました。

 受賞著書である『果樹産地の再編と農協』は、愛媛県の果樹産地を対象として、産地再編の構図を農協と共選体制に注目して分析したものです。愛媛県の果樹産地には「青果専門農協」が存在し、いわゆる「総合農協」とは異なる積極的な営農・販売・加工事業の展開が注目されてきましたが、果樹産業の減退に伴って研究・議論は縮小し、青果専門農協も総合農協と合併をしました。しかし、その再編過程は、生産減少と農協経営による合理的展開と産地側の矜持による産地の主体的展開のせめぎ合いでした。その再編過程の実証分析を通して、協同組合運動における組合員参加のあり方や政策的に進められている農協「改革」に対して新たな知見を与えたことが、協同組合研究の深化に貢献したものとして評価されました。

 

<大学院農学研究科>