お知らせ

アジア・アフリカ交流センターが2023年度JICA青年研修「農業・農村開発B」を実施しました【11月20日(月)~12月4日(月)】

令和5年11月20日(月)から12月4日(月)まで本学国際連携推進機構アジア・アフリカ交流センターが、独立行政法人国際協力機構(JICA)による青年研修「農業・農村開発B」を実施しました。

これまで過去3年間はコロナ禍のため遠隔でのオンライン研修を実施したのに対し、今年度は中南米のスペイン語圏7カ国から11人の研修員を本学に受け入れ、対面での講義や視察、議論を交えた研修を実施することができました。研修員は、愛媛大学での座学講義に参加したほか、実際に八幡浜市、内子町、興居島等の現場を訪問しての視察、体験や講義、質疑討論等を通じて、愛媛県内の農業に関するフードバリューチェーン(※)や六次産業化、ブランディング、商品開発等の成功事例を学びました。これらの研修実施にあたっては、愛媛県内で農業に携わる官公庁、企業、団体に、前回に引き続いてご協力いただきました。

今回、来日研修が実現できたことにより、研修員にとってはこれまで以上に有意義な研修となりました。また、日本の文化や伝統にも触れることで、日本を深く知るきっかけにもなりました。

研修員は、研修を通じて得た経験や知見をもとに、自国で達成可能な具体的な活動計画を作成し、本学教員との活発な意見交換を行ったことで、活動計画の有効性と実現可能性をさらに高めることもできました。研修員が、母国で活動計画を実践し、それぞれの国の農業、農村の発展に貢献していくことが期待されます。

※フードバリューチェーン:農林水産品・食品に関連する生産から消費までの流通工程において発生する付加価値の繋がり

<国際連携推進機構>