イベント
愛媛大学先端農業R&Dセンターでは、植物工場産官学連携セミナー「施設園芸DXのための栽培ノウハウと植物生体情報活用」を全3回予定しており、令和6年9月11日(水)に第1回「年間の植物の生育変化を考慮した栽培管理と環境制御」を開催します。
農業における収益増大や人手不足解消などを目指して生産から消費まで幅広くデジタル化が進められています。愛媛県デジタル実装加速化事業、通称トライアングルエヒメは、デジタル・ソリューションと関連技術(AI、IoT、ロボティクスなど)を愛媛県内事業者・自治体等に実装し、地域課題を解決する事業です。その中で、環境条件及び植物生体情報のデータ化(デジタイゼーション)とそのデータの活用(デジタライゼーション)を通して、生産性向上、技術継承、規模拡大を容易にし、将来的には遠隔管理などの新たなサービスを創出すること(デジタル・トランスフォーメーション:DX)を目指す取組が行われています。
施設園芸で年間の収益を最大化するためには、短期的に植物の光合成量を最大化するような環境制御が重要である一方で、半年〜1年間の植物生育の変化などを見据えた栽培管理と環境制御をする必要もあります。これらの複数の目的をバランスよく組み合わせて達成する栽培が熟練生産者のノウハウの一部であり、その栽培ノウハウのデジタル化には目的設定の意味を理解していることが役立つと考えられます。
そこで本セミナーでは、年間の栽培計画の勘所と光合成蒸散の計測結果を紹介するとともに、計測されたデータをどのように活用して複合的な目的を達成していくかについて議論します。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
日時
令和6年9月11日(火)14時~16時
会場
愛媛大学農学部 アクティブラーニングルーム1
(〒790-8566 松山市樽味3丁目5番7号)
形式
対面及びオンライン(Zoom)のハイブリッド形式
対象
どなたでもご参加いただけます。(参加費無料、要事前申込)
申込
以下の申込フォームから9月10日(火)正午までにお申し込みください。
次第
【第一部】
愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト(トライアングルエヒメ)農業DX共創セミナー
■施設園芸における栽培計画の考え方:加納賢三(株式会社デルフィージャパン 栽培コンサルタント)
【第二部】
農林水産省「令和6年度スマートグリーンハウス展開推進」
愛媛大学先端農業R&Dセンター人材育成プログラム 植物工場先端技術セミナー
■個体群光合成蒸散データの具体例:藤内直道(愛媛大学大学院農学研究科 准教授)
■パネルディスカッション「栽培計画に沿った計測データ活用」
コーディネーター:高山弘太郎
パネリスト:加納賢三・藤内直道
※詳しくはチラシ、先端農業R&Dセンターウェブサイトをご参照ください。
愛媛大学イノベーション創出院先端農業R&Dセンター
TEL:089-946-9901
Mail:plantc@stu.ehime-u.ac.jp
イベント概要
開催場所 | 樽味キャンパス |
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対象 | どなたでも |
開催方法 | オンライン及び対面 |