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プレスリリース

イギリス王立化学会誌「フィジカル・ケミストリー・ケミカル・フィジックス」2022年Hot Articleに選出

概要

このたび、愛媛大学理工学研究科内藤俊雄教授の研究グループは、イギリス王立科学会の物理化学系の学術誌に物質の次元性と機能の一般的関係を発表し、今年の注目すべき論文に選出されました。
世の中は通常、縦、横、高さを持った3次元の世界で、これ(次元性)を自由に変えることはできないというのが常識でした。ところが同グループはある意外な方法で任意の物質の次元を2.5次元から3.0次元の間で自由に調整できる方法を10年程前に発見し、特許も申請しています。それを用いて物質が他の方法では出せない機能を発現できないかという研究を重ねてきました。これまで新しい機能を見出すには、温度や圧力などを変える物理的な方法、新しい物質を開発するという化学的な方法、光を当てるという物理化学的な方法が知られていました。そのどれとも異なる全く新しい方法です。その次元性を変えた効果が物質の機能をどう変えるか、個別の物質や機能によらない、一般的な法則が見つかったという成果が非常に高く評価されました。
この研究成果は、学術雑誌「フィジカル・ケミストリー・ケミカル・フィジックス」に掲載され(オンライン速報版で2021年12月14日から公開)、表紙に使用されることも決まっていました。今回さらにイギリス王立化学会から今年の注目すべき論文に選ばれました。

掲載学会誌

学術雑誌「フィジカル・ケミストリー・ケミカル・フィジックス」

研究成果名

「物質の次元を変えて行ったら、機能はどう変わっていくか」

研究代表者

愛媛大学 大学院理工学研究科 教授 内藤 俊雄

 

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 763KB)

お問い合わせ先

愛媛大学 大学院理工学研究科 環境機能科学専攻 教授 内藤 俊雄

Tel 089-927-9604
Mail  tnaito@ehime-u.ac.jp