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投稿日:2018.11.22
妊娠中の葉酸、ビタミンB類摂取が幼児の行動的問題に予防的であると示唆

 愛媛大学が主導する共同研究チーム(国立保健医療科学院、東京大学、琉球大学)が、世界で初めて、妊娠中の葉酸摂取が生まれた子の低い向社会的行動に、ビタミンB6摂取が多動問題と低い向社会的行動に、またビタミンB2摂取が情緒問題に予防的であることを示す研究成果を発表し、平成30年11月19日に学術誌「Nutritional Neuroscience」の電子版に公表されました。
 妊娠中の葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6、ビタミンB2摂取はDNAのメチル化等を通して、生まれた子の病気の発症に影響する可能性があります。妊娠中の葉酸摂取と生まれた子の行動的問題との関連を調べた疫学研究は非常に少なく、妊娠中のビタミンB12、ビタミンB6、ビタミンB2摂取と生まれた子の行動的問題との関連を調べた疫学研究は未だありません。
 今回、妊娠中から母親と生まれた子を追跡調査した「九州・沖縄母子保健研究」のデータを活用し、妊娠中のビタミンB類摂取と子の行動的問題との関連を調べました。その結果、妊娠中の葉酸摂取は生まれた子の低い向社会的行動に、ビタミンB6摂取は多動問題と低い向社会的行動に、ビタミンB2摂取は情緒問題に予防的であることがわかりました。
 今後、更なる疫学研究によるエビデンスの蓄積が必要ですが、妊娠中の食習慣の変容により、子の行動的問題を予防できる可能性を示す非常に関心の高い研究成果であるといえます。

掲載誌

Nutritional Neuroscience

論文タイトル

Maternal B vitamin intake during pregnancy and childhood behavioral problems in Japan: the Kyushu Okinawa Maternal and Child Health Study.
妊娠中ビタミンB類摂取と子の行動的問題との関連:九州・沖縄母子保健研究  

著者

愛媛大学 三宅 吉博、田中 景子
国立保健医療科学院 大久保 公美
東京大学 佐々木 敏
琉球大学 荒川 雅志

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 333KB)

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大学院医学系研究科疫学・予防医学講座 教授 三宅吉博

Tel
089-960-5283