愛媛大学大学院医学系研究科薬理学講座の茂木正樹教授らの研究グループは、高血圧に関連する認知症発症の基礎実験をまとめた総説を作成し、高血圧学会から声明文として発表しました。
本研究の成果は、2025年11月5日、Hypertension Research誌に公開されました。
研究成果のポイント
- 中年期の高血圧が高齢期の認知症発症と関連することが疫学的に示されている中、その背景にある発症機序を基礎研究の観点から体系的にまとめた論文を作成し、日本高血圧学会の声明文として公表しました。
- 本声明では、動物モデルから薬剤研究まで、高血圧が認知症を誘導する過程を裏付ける基礎的エビデンスを整理し、将来の研究に資する資料として提示しています。
- これらの成果を通じて、医療者や一般の方々に対し、高血圧が認知症と関連するメカニズムへの理解を深め、適切な血圧管理の重要性を伝えることに貢献したいと考えています。
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